コラム
永平寺の再生戦略
2018年12月3日 公開 / 2021年3月2日更新
福井県・永平寺の参拝客減少に歯止めがかからない。
ピーク時には年間140万人もあった参拝客は、今では56万人に激減している。
この影響は、門前の土産物店、飲食店、宿泊施設にも大きく及んでいる。
歯止めをかけるため、永平寺、福井県、永平寺町は色々な施策を打ったが上手く
行かず切り札として、あの森ビル(東京)に永平寺の再生を委ねた。
森ビルと言えば「六本木ヒルズ」「虎ノ門ヒルズ」を思い浮かべるが
岐阜市、広島市、高松市 等々で地方再生化の実績がある。
2025年までに、参拝者を80万人に復活させることを目標に
永平寺周辺を江戸初期の面影を残しながら、一般の人が身近に禅と触れる機会を
創り、新しい魅力を放つ空間と地域として生まれ変わることを目指している。
また、外国人に対応できる宿泊施設も新設するらしい。
古刹といえども時代が多様化する中で、安閑としてはいられなくなったようだ。
ただ筆者としては、永平寺のあの静寂だけはいつまでも残して欲しいと思う。
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