コラム
ポスト・プラスチックは「ホタテ貝殻」
2018年12月4日 公開 / 2021年3月2日更新
プラスチックごみによる海洋汚染が深刻化する中で、いま「ホタテ貝殻」が
注目されている。
ホタテ貝殻を原材料にした新素材の「割り箸」が生まれた。
いま国内で使用されているほとんどの「割り箸」は、中国産で
その流通経路が明らかになっていない点も多く
漂白剤やカビ防止剤が残留している?・・・ と指摘もされている。
このホタテ貝殻割り箸は直角に割れ、「ささくれ」ができないために
視覚障害者の方々にも、やさしい箸となっている。
さらに、従来のバイオマスプラスチックはトウモロコシや木材を活用し
その含有率は30%ほどであるが、このホタテ貝殻のものは50%を超え
欧州が導入基準としている含有量50%もクリアーしたことになる。
いままで処理に困り厄介者として扱わられていた「ホタテ貝殻」は
プラごみ汚染の救世主となるかもしれない。
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