介護施設で行いたい、出産をひかえる介護職員への関わり

山本勝之

山本勝之

テーマ:健康で働くために、メンタルヘルス

介護職員が出産する場合、介護の施設で配慮することはたくさんあります。


まず、出産を控える職員=妊産婦と言いますが、身体への配慮が必要です。
特に、妊娠直後では、身体の不調を訴える職員も多いですので、
身体の調子が不調であれば、勤務内容の軽減などを行いましょう。
(妊産婦は、出産前から産後1年の状態にある職員のことです)

場合によっては、勤務日数を減らしたり、休憩時間・回数を多くすることも必要です。


そして、出産休暇を経て、育児休業を取得する場合、
職場に復帰してもらえるよう出産休暇中の諸制度や育児休業給付の説明、
職場復帰後の働き方を、休暇に入る前にあらかじめ説明しておきましょう。



出産前から育児休業後にかけて、職場で配慮するポイントは、
仕事の量は減らして、質は保つということです。

妊娠したからといって、雑務を仕事とするのではなく、
介護など身体に負担がかかるものは減らし、利用者さんの担当や、
委員会の活動などの仕事は、そのままにしておきます。

このことによって、育児休業後もキャリアが下がることがなく、
職員自身のモチベーションも保たれることにつながります。





道ばたに水仙が咲いていて、良い香りがしていました。





 ※メールマガジン「労務と人材育成のヒント」を毎週火曜日の朝に発行しています。
  パソコンのメールアドレスで、登録をお願いします。
  https://www.directform.info/form/f.do?id=1834




※2020年7月14日に、記事の内容を一部修正しました。

リンクをコピーしました

Mybestpro Members

山本勝之
専門家

山本勝之(社会保険労務士)

ゆい社会保険労務士事務所

介護の現場で要となる人材面を中心に、事業所に向けたあらゆるアドバイスに取り組んでいます。人材採用、教育、評価、職場環境の整備から、施設の開設、事業譲渡まで、サポートの範囲は多岐にわたっています。

山本勝之プロは神戸新聞社が厳正なる審査をした登録専門家です

関連するコラム

プロのおすすめするコラム

コラムテーマ

コラム一覧に戻る

プロのインタビューを読む

介護事業に解決志向で労務アドバイスを行うプロ

山本勝之プロへの仕事の相談・依頼

仕事の相談・依頼