介護職員が感染症にかかったら
介護施設では、年配の職員さんも働いていることが多いです。
年配の職員さんが介護現場にいるメリットは、たくさんあります。
・介護を受ける人との年齢差が、若い人と比べて少ないので、介護を受ける人は落ち着きを感じる
・今までの社会経験が豊富であるため、介護を受ける人に対しても多様なかかわりができる
・物事を冷静に、客観的に見ることができ、物事の背景などをとらえやすい
(認知症の方への対応も行えやすい)
このような経験豊富な年配の職員さんを、介護の現場では活かしていないのは、もったいない話です。
では、年配の職員さんが介護現場で働く上で、周りが注意しておくことです。
・職員さん自身の体力の衰えもあるので、無理をさせない
・治療中の病気などがある場合は、介護業務においては配慮する(健康診断の結果を活かす)
・仕事だけでなく、趣味や余暇も充実できるように精神面で支える
・パソコンなど慣れていない機器を使う場合は、使えるよう十分配慮する
このようなことがあります。
特に体力面では、介護業務では考えている以上に筋力が必要になります。
理学療法士の方へお聞きすると、介護職員さんの中には、介護に必要な筋力が足りない人も多いとのこと。
(これは、年配の方だけでなく、介護職員全体らしいですが・・・)
本当は、介護業務のために鍛えて、筋力をつけるぐらい必要とも言っておられました。
若い職員だけでなく、年配の職員も職場にいることで、利用者の多様なニーズや
状況にも応えることができますが、配慮も忘れずにお願いします。
今日通りかかると、柿の実が熟していました。
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※2020年7月10日に記事の内容を一部修正しました。