坐骨を中心に寄せる感覚シミュレーション
体幹コントロールで脚がパンパンにならないルルベ
先日、パーソナルレッスンで、
たまたま
体幹から使うルルベの話をしていたら
踊りはされていない方だが
「それって、私が反り腰になったり
胸郭が安定しないのにも、いい練習になりますよね」
と言われたので、そうだね!と言うことで
無理なく感覚が育つことをやってみた。
いきなり立ってルルベしても、使い方はわからない。
体幹の操作でしていることを理解してもらうことが必要。
少し重心が前に行ってしまうのを修正しながら
最後には安定して立てた。
その方に写真掲載をお願いしていないので
後日、別の人にやってもらった。
椅子に座り、足裏を拇指、小指、根元から広がる状態で
土踏まずが自然に伸びるように踵を引いてもらうが
この時には踵の位置は動かさない。
踵と土踏まずで体幹につながるアーチを作る(2017年9月23日 )
この動画では、一旦踵は浮かせているが、
この場合はワンアクションで、踵を浮かせず、位置を変えないで。
自分で脛骨直下を触ってみると、土踏まずの踵に一番近いところが
後ろに押され、踵は移動しない分、上に上がるのがわかる。
これがわかりにくければ
足裏の縦アーチ、横アーチを作り、体幹につなげる(2019年9月28日)
で、どうぞ。
このどちらかをすることで、座骨に、更に背骨につながる感覚ができる。
こんな感じで、裏側につながりができるが、
踵をポコッと上げるのでなく
土踏まずが伸びて、体幹とつながることで
この1センチくらい踵が自然に上がる感覚を
じっくり味わってほしい。
ここからは股関節を引き込んで背骨につなげると
膝小僧も上がり、無理なく最小限の力で
踵が上がっていく。
膝の角度が、最初と比べて。だんだん踵の上に来ているのは
股関節が体幹に引き込まれて、体幹で操作しているからだ。
ここではもう、膝は踵の真上。
ふくらはぎも、腿も柔らかく
股関節はしっかり折れ目ができて
背骨がしっかり伸びている。
更に体幹側を引き上げると
足の甲を出そうとしなくても
無理なく出て、踵を押し、土踏まずを伸ばしてルルベしているから
指に負担が少ない。
足首の力で上げていないから
脚が歪まない。
これは随分以前に出したコラム、坐骨からつながるルルベ、ポワント(2014年10月27日)
で、ほぼ同じことをやっているが、この時よりもつながりを感じてもらうのは
進化していて、座った状態でも理解できる。
かかとを押して裸足のポワント(ポワントまで行っていないが、かなり高いルルベ)
これは体幹を作るあらゆる要素を含んだ「美しい」正座は究極のストレッチ(2020年2月7日)
でも、座り方が違うだけで、同じ。
もちろん、これだけで終わったわけではなく
いろんなバージョンでやってもらった。
実際に立ってルルベするところまで、段階を踏んでやっている。
脚にいらない力をかけずにルルベができた。
記事が長くなったので、日を改めて。