股関節の余分な力を抜いて負担の少ない長い脚に
足首が固いー伸ばしているのは本当に足首?
「足首が固い」
と言われる人を見ると、足首の位置を何となくとしか
イメージしておられない人が殆どだなと思います。
正座などをする時もさることながら
単に立つ場合でも、床からの足首の角度が鈍角になっている人は多いものです。
ブルーの矢印で示している前側を折り曲げようとする人が多いです。
ここを折り曲げようとすると、流れは遮られて
固まってしまいます。
伸ばしてほしいところは黄色の部分。
でもこれも、ここだけに意識が行くと同じように前側が固まってきます。
感覚をつかむために膝立ちの状態で、足首を伸ばしてもらったもの。
膝裏が固まったままでは、体幹につながるプリエができません(2019年11月21日)
と同じ流れを体勢を変えてしたものです。
要するに、その場所だけでは体の裏側を使って
足首を伸ばすことはできないということです。
足首だけではなく、どこでも同じです。
孤軍奮闘するのでなく
仲間を増やしてつながりを作り、大きな範囲でサポートすることで
伸びにくいところも伸びると考えてください。
体幹の中心に引き込む力と足裏まで繰り出す力を引き合い
膝裏に集めないように分けて、初めて足首が楽に伸びます。
参考:足首が固いー本当に足首を伸ばしていますか?(2019年12月12日)
手首も同じです。
手首が固い人、意識のポイントを変えましょう(2019年10月27日)
赤ちゃんの足首です。
スッキリと長くきれいに伸びていますね。
元々はどなたの足首もこのように伸ばせる状態だったのが
無意識の生活習慣の癖で、伸ばしにくくなっています。
いらない力が抜けるように
位置感覚と方向、力の流れを知って
部分だけをどうにかしようとするのでなく
繋がる見方を作って、無理のない伸ばし方をできる設定にしましょう。