肋骨の位置を整えて自然な力の流れを作る
背骨、肩甲骨、股関節のつながり感覚がわかる四つん這い
四つん這いって
誰でもできるでしょ、と思う人もたくさんおられますが
四つん這いが自然な状態でできる人は少ないなあと思います。
肩甲骨や肩が痛かったり、固まったり
ついた膝が痛かったり
背骨が伸びずにお腹が縮んだり
反り腰で、お腹がポコッと出ていたり・・
赤ちゃんの時には誰もが四つん這いで移動します。
実は背骨、肩甲骨、股関節、体幹から手足につながるのに
位置感覚がとてもわかりやすい状態なんですよ。
正座で手をついた状態から
四つん這いになってもらいました。
(腕に乗り込んだ四つん這い)
(後ろ側に引いただけの四つん這い)
(つながりと位置感覚のわかる四つん這い)
一番上の画像。
腕の上に乗り込んで肩甲骨に力が入り
肩口や二の腕も背中も固まっています。
背骨も床方向に押されて
反り腰傾向。
真ん中の画像。
前腿に力が入り、膝が痛くなるパターン。
つながりがありませんが
きつい感覚だけはあります。
一番下。
背骨が伸びました。
左の肘が前に回ってしまったので
左腕に難がありますが
まずまずの感じ。
あと一息で、無理がなくつながりも位置感覚も感じられます。
痛くて辛い筋肉痛!少しでも早く楽にしましょう!(2019年11月10日)
でやっているように、背中を床につけて
肩甲骨下から腕を、背骨から脚を送り出して
足裏が天井にしっかり向くようにしてみると
四つん這いの反対バージョン。
そうした時のように、きつさのない状態が感じられるでしょうか?
たかが四つん這い、されど四つん這いです。
踊りでも競技でも、普段の生活の中ですることが
無理のない楽な状態でできていないと
自分のしたいことには活かせません。
普段の生活の中で当たり前にやっていることを
無理なくできるようにすることで
体の位置感覚も感じられ、
怪我などで痛い時にどの方向に向けたら
痛くなくできるかがわかり
早い治癒が可能になります。
つながりがわかれば、体の可動域も自由度も上がります。
自分一人のときにできること。
まず自分の体がわかることは
とても大事なことです。
自分の体の声がわかるようになりたいですね。
参考:反り腰を意識して修正する2(2019年11月16日)