坐骨を中心に寄せる感覚シミュレーション
中心から脚を前後に分けても体幹の底の方向は同じ
前後開脚やパンシェ、アラベスクなどは
中心から脚を前後に分けても
体幹の底の方向は同じであることは
このコラムで幾度となく、お話ししていますが
それは、体幹で脚のコントロールができるように
体に中心に脚を引き込んでいるからです。
脚が骨盤の幅からはみ出て
体の中心でコントロールできない脚は
脚主導になって、体の中心が定まらず不安定になります。
参考:骨盤幅に脚を収納してスッキリと長く使える脚に(2018年8月18日)
線を引いているので、少しわかりにくいかもしれませんが
上の画像は少し膝が曲がっていますし
足裏はべたっと感じられて、つながっていない印象。
ふくらはぎが張り、少しきついとのこと。
この時には、膝を伸ばそうとして後ろに押したり
座骨から下向きに力の流れを
知らず知らず送っていることが多いものです。
ハムストリングスが固くきつい人、脚の流れの方向は(2019年6月5日)
膝裏に力がたまらないように
膝裏から座骨を通って、体の中心に流れが向け
膝から下は足首がもっと下と意識して
足裏までのベクトルができるようにします。
下の画像はその流れを誘導し
更に足裏の踏み方を促した後のもの。
張りがあって痛かったふくらはぎではなくなりました。
足裏も立体的に見えています。
母指、小指の根元が無理なく踏めて
脛骨直下が感じられて、体の中心につながるように
しています。
足裏から中心に還す流れを確実に覚え応用する(2019年5月26日 )
この後、何気なく無意識で立っている時にも
骨盤幅に収まったスッキリした脚になりました。
無理のない流れができると
脚は自然にスッキリと細く長くなります。
あれもこれも?
と、大変に感じる方もおられるでしょうが
全体の流れとしてみられるようになると
とても楽で自然なことと
思えるようになります。