坐骨を中心に寄せる感覚シミュレーション
「痛くない開脚前屈をしましょう」ができました!ーなぜできたか
今日は違う記事を書くつもりでしたが
朝起きぬけに嬉しいお知らせを頂き
私も嬉しかったので、そのことを。
WSに先月も来られた方だが
なかなか続けてくることができず
ご自身で試行錯誤しておられた方。
今朝のお知らせでは
『1年半くらい前から、”開脚からの足抜き”をやりたくて、
いろいろな動画を見ていて先生のYouTubeに出会いました。
痛くない開脚前屈をしましょう(2018年7月15日 )
先生の動画が1番わかりやすく、それでもなかなか簡単にはいかなくて、
たまに回せても、少し痛みを伴うし、出来た様な出来ていない様なモヤモヤした感じでした。
でも、今朝、いつもの朝の運動をした後、
前屈運動を少し長めにしてから挑戦したら、今までにない感覚で回せました‼︎
いつもは、もう一度やろうとは思わないのですが、
今朝は直ぐにもう一度試してみたくて、また同じ様に出来ました‼︎
ありがとうございます‼︎
凄い達成感です。
先生の動画のおかげです。』
この「達成感」
すごく伝わってきます。
私も初めて、全く痛みを伴わずに脚抜きができた時
この「達成感」はすごかったので
ものすごく嬉しさがわかります。
自分で考えてやってみたことが
これでいいんだなと納得して腑に落ちるのは
他のことにもつながる大きな力になります。
とても嬉しかったので、すぐにお返事しました。
この「痛みのない感覚」を得ること
この感覚を忘れないためにはどうするか?
「焦って急いでやらない」
ということです。
まず体幹からつながる「張り」を継続したまま
自分でつながりの流れを体の中でイメージすると
上手くいかない時には
脚抜きしようとした瞬間、意識が
「脚を後ろに回す」
ことにシフトしがちになり、最初の
「体幹からつながる『張り』を継続したまま股関節を引き込み続ける」
(中心に向かう力がある)
ことから、ずれてしまいがちです。
通常の「脚抜き」をしたときには
この一瞬後に、「痛み」が来るのを
経験した人は知っているので、ここでお尻を上げて
脚を1秒でも早く、抜いてしまおうとします。
そうすると、「痛みのない開脚前屈から脚を抜く」ことはできず
いつものやり方になります。
脚の方向を変えて脚を回そうとするのです。
痛みのない(はずの)意識と行動を継続したまま
注意深く、体幹からつながる流れを張り続けて
引き込み、張り続けた体幹⇆脚から
じっくり、ゆったり、新しい感覚が働きだすのを待ちます。
急がず、落ち着いて状況を変えなければ
この新たな感覚がわかります。
慣れないうちはじっくりゆったり。
わかってしまえば、時間をかけずにできるようになります。
この方が新たな感覚を得ることができたのは
「いつもより長く前屈運動」をされた中で
前屈運動で張りのある状態を保ったまま
脚の動きに移らず、体幹からの流れを前屈運動の感覚を
保つことができたからでしょう。
レッスンをしたり、人のされることを見ていて
いつも思うことですが
いいところまでできるのに、
陥りやすいポイントでは、焦って進めてしまうと
一瞬で「いつもの感じ」に戻ってしまうことは多く
意識することの初めの目的が飛んでしまうのです。
「意識をする」
ということは、「いつもの感じ」に振り回されない強い意志を
継続してモチベーションを保つ、ということです。
ある意味、「意識を続ける」ということは
「目的からぶれない」こと。
体幹の感覚を自分のものにしていくために
どなたも、とても努力されていますが、この
「目的からぶれない」
ことをわかっていても、
自分が続けていた「習慣」は手ごわく
このマイナスイメージに振り回されやすいのです。
開脚前屈からの脚抜きは痛い(はず)
一刻も早く済ませたい意識に変わってしまいます。
辛いことに耐えることでなく
新たな感覚を受け入れ、取り込むために
いつものやり方でなく
目的とする「意識の継続」をすることが必要です。
痛みに耐える根性ではなく
「痛くない感覚をじっくりゆったり継続する」
と言い換えたらいいのかもしれません。
「意識する」ことは奥深く
さっさとやって、難しい!わからない!と投げ出さずに
「新たな意識」で「新たな感覚」を得るために
じっくりゆったり継続して、新たな感覚が生まれるのを
探ってみて下さい。
痛い時には意識や方法にぶれやズレがあります。
私もこの方もそれに出会えました。
きっとあなたも会えるはずです。