股関節の余分な力を抜いて負担の少ない長い脚に
張りのある脚のために体幹の底を考えて
昨日のコラム背骨中心に向かう張りのある脚(2019年1月16日)
では体幹から張りを出すためにコントロールする方向のことを書いているが
もうひとつ意識したいことを。
上の画像では体幹の底や腿裏の方向、角度が
手のひらで示しているように前下がりに傾いている。
これだと背骨の伸びが充分でなく、体幹の底は押せない。
体幹の底が押せていなければ張りは出ない。
下の画像では体幹の底や腿裏の方向、角度を
床と平行にした。
そうすると背骨が充分に伸ばせる状態になり
インナーで股関節を引き込んで送り出せる。
上の画像と比べて
膝小僧が引きあがっているので
坐骨~膝は長く張りのある状態にできる。
上の画像では膝小僧は下向きのベクトルになる。
横から見てみると、張りの状態が違っているのがわかる。
体幹の底や腿裏の方向が、床と平行になると
(床方向に押し付けるのではない)
背骨、股関節、足裏までつながりがあるだけでなく
下の画像の足元に書いているように
体幹の推進力で引き込みつつ送り出す力の流れができる。
これは痛くない開脚前屈をしましょう(2018年7月15日)
で説明している。
力の流れの方向だけではなく、更に張りを作るために
推進力のできる状態を作っていく。
初めからそれが感じられるのではないが
順を追っていき、ひとつずつ体が実感して確信して自分のものにしていくプロセスは
誰もが通る道。
体は一人ひとり違うが、順を追っていくプロセスはみな同じ。
自分が実感しなくては、自分のものになっていかない。