坐骨を中心に寄せる感覚シミュレーション
前後開脚、肋骨を整え股関節引き込み
中心から分ける前後開脚は無理のない肋骨の形を意識して3
の続き。
体幹の底は中心から前後に分けても
骨盤と脚を分けた脚が分かれているのであって
体幹部分が分かれているのでない。
体は連動しているので
肋骨を整えて体幹の底につながる状態にできても
中心に集めることを途中でやめてしまうと
一瞬にして、つながりが消えて
脚を送り出すのに要らない力を使うことになる。
骨盤幅の中からでなくはみ出して使うことになる。
できるだけわかりやすいように
軸足側を立てて引き込んだのを後ろから撮った。
両側とも股関節を引き込んでいるが
軸の右脚側のお尻の方が後ろに出ているのがわかる。
肋骨が縮んだり、開いたりせずに下腹が伸びたら
骨盤から体の中を通って
坐骨に流れをつなげると反らずにお尻を掬い上げるようにできる。
引き込みのおおもとになっているのは
坐骨よりさらに尾骨に近いところ。
これをいきなり脚を外に向けて合わそうとすると
脚の付け根やお尻の外側に力が向かう。
骨盤幅に納まった状態で、中心から
前後に分けるには
いったん骨盤幅に納められた状態で
股関節から脚の方向を揃えてやる必要がある。
参考:腰や股関節や脚が痛くないように楽に座る
脚を外に向けるときは、こうして合わせたのち、股関節から外に向ける。
左右の体幹の底を同じ方向に向けることができたら
集まってきた流れを体の中、背骨に循環するように
ストローで吸い上げるようにする。
流れが終わらず、体の中でサークルのように巡り逃げていかない。
同じことを横から見る。
上の画像はお尻が床の方向に下りてしまったので
肋骨の形が変わり、お腹が縮み
流れを骨盤から座骨の方につなげられなくなった状態。
ここから前後開脚すると、きつくなる。
下の画像は適切に締まった肋骨から骨盤の方向も合わせてつながり
背骨を反らさないでお尻を掬い上げられるように流れの方向が
合った状態。
引き上げた膝小僧から裏側を通って体幹の底まで
張りのある状態になっている。
一般的な認識と私の使う言葉の中でのイメージの違いもあると思うので
念のため書いておく。
反らないー背骨を前に押さない(背骨はしならせて可動するもの)
張りのある状態ー双方向に均等に引き合われて、その部分に痛みの出ない状態。
双方向にはそれ以外の方向はない。