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コラム

意識と感覚の育ち方

2018年1月10日 公開 / 2021年3月3日更新

テーマ:自分自身を高める

コラムカテゴリ:スクール・習い事

意識と感覚の育ち方

六甲アイランドの火曜日クラスの初稽古。

お1人が自分でしておられた座った姿勢から、カエル脚に開いて行かれる過程で
意識の方向が既に体幹主導でなく
脚だけに向いているのを見て、
体幹側から使っていくように、じっくり修整した。

「股関節がすごく固いと整骨院で言われたんですよ」
と言われるが、私には固いと思えない。
この方は充分な柔軟性も筋力もある。
私も随分時間がかかっているが、特に体育会系出身の人は性格が穏やかであっても
一瞬のうちに、部分的にいらないがんばりを入れてしまうのだ。
頭で理解しても、体に沁みついている習慣をいっぺんでは変えられない。
また、頭で思い込んで全く反対の使い方をしていることもある。
思い込みを払拭するのも時間がかかること。
じっくり変えていくんですよ、という話をしていた。

反り腰、力の入り過ぎ
体幹の推進力でカエル脚1
体幹の推進力でカエル脚2
最初は背中が反ってしまいお腹が落ち
脚も張りはなく単に曲げている。
肩甲骨から流れを作って脇を引き込み、中心に向かうことをして
膝小僧も引き上げていくと、体幹で脚のコントロールが出来るようになった。
最終的にはきれいに張りのあるカエル脚。
体幹をしっかり使ったので暑くなり、半袖になられている。
こういうことも、意識と感覚がアドバイスすれば反応するようになられているのだ。
来られて2年になった。

他の方が
「ここに初めてきたとき、今みたいになるとは思っていなかったけど
体って確実に少しずつ変わっていくものですね」と言われる。

そうなのですよ。

よく言われるのは、私に誘導されるとできるのに自分でするとできないと言うこと。
それは当たり前のこと。
その時点では、まったく自分で意識がなく、感覚も育っていない体を誘導して
うまくできた時のイメージをとまず実感してもらうが
それは、自分で短時間ではできるようにはならない。

離乳食を食べている幼児に最高級のステーキを与えて食べられるか?
ということだ。
初めてお肉を与えるなら、ミンチを更に細かくして、味も薄くして食べさせる。
こういう作業が誘導するということで
誘導されるとできるのに自分一人ではできないと言われる方は
まだ歯も生えず、咀嚼する力がないのに
ステーキを丸かじりしているのと同じ。

段階を踏んでやっていく。
1年前に言われても、ちんぷんかんぷんだったものが
2年目にはこういうことだな、と無理なく出来る。
更に時間を経て
階段を上るように少しずつ意識が育ち、感覚がついていく。

サイドストレッチ
脇を引き込んでサイドストレッチ。
言っていることは以前とほぼ同じ。
しかし出来栄えも意識も感覚も以前とはまるで違っている。
ほぼ2年前の肩甲骨、脇を意識してサイドストレッチ
の動画。
この方はこの日に初めて来られた。

ミルクから離乳食、少しずつ咀嚼できるものが変化して
体は丸きり変わられた。
上の写真の方も来られたのは同じ年。

初めは自分でできなくても
意識も感覚も、根強いそれまでの習慣も
必ず変わっていくことを何度も経験されているから
自ら体を育てていくのは面白いのだ。

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