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うまさきせつこ(うまさきせつこ) / ダンスインストラクター

うまさきせつこモダンバレエ研究所

コラム

骨盤の方向のこと

2015年12月27日 公開 / 2021年3月3日更新

テーマ:ボディコントロール

コラムカテゴリ:スクール・習い事

骨盤の方向のこと

私は見ていないが
12/22㈬の「ためしてガッテン」で
ためしてガッテン
「いつも言ってはる、レッスンでもやっていることをテレビでやってました!」
と何人かの方から聞いた。

番組サイトを見てもそれほど詳しくは載っていないので
聞いた話を要約すると
日本人は腰をかがめて家事作業することが多いが
マサイ族の女性は
立って家事をする際、屈む時には骨盤の方向を前傾にして
背骨を伸ばした状態にするため、腰痛の人が非常に少なく
腰痛になるなんて考えられない!という方が多いそうだ。

体幹エレベーター ※写真は体幹エレベーターより

日本人とマサイ族では骨格の違い、生活様式の違いもあるので
一概には言えないが
「お尻を突き出して背中を反らす」
と言うのは番組側のサイトでの言い方なので
それを研究されている東大の先生がそれだけおっしゃっているとは思わないが
テレビを見る人のなかには
自分の現在の体の状態をよく知らず、
単にそれだけをしようとしたら、傷めてしまう人も多いのではないかと思う。
骨格、体型、生活習慣などにより、そのままやってみて楽になる人もあれば
そうでない人もある。
いろんな要素が充たされて初めて、その状態が楽になる。

取材する方は、インパクトが強いところをかいつまんでいるから
もっとその先生方が気を付けてほしいところは、ひょっとしたらすっ飛ばして放映されているかも知れない。
そのまま鵜呑みにすると、研究されている先生は気の毒な気がする。

限られた番組の時間の中では限界があるだろう。
1回の放映でしっかり伝えられるほど、研究されていることは浅くないが
放映で関心を持ってもらうだけでも、身体をより良くする何かのきっかけにはつながる。

椅子に座って肩甲骨を留める2写真は※少しハードルを下げて肩甲骨を留めるより

このコラムを読んで下さる人には
マサイ族の女性のように腰痛がなければいいのに、と関心を持たれた時には
下腹の使い方、骨盤の向きで背骨を無理なく伸ばすの動画で説明していることとか、
まぐろのおなか
でやっているように、体幹のバランスが整わないと安定が悪く
負担がかかりやすいので
自分の体がどんな状態で、どうすればいい方向に行くかを段階を踏んで下さいねと願う。

何をするのも上っ面だけでは同じにならない。
あんなふうに楽になれたらいいなと希望を持てるのは喜ばしいし
それが自分が体に向き合うきっかけになれば、素晴らしい。
研究されている人は、楽になってもらうための目標として
そこに近づけていく方法を努力して考えておられる。

今腰が痛い、条件の違う体の人が、かいつまんだことをそれだけ試そうとされて
いきなりそうはならないことを
頭に入れておかなくては、痛い思いをする。

私は骨盤前傾タイプではないが、骨盤の方向を変えて背骨を伸ばすのはとても楽に感じるし
どちらかと言えば丸くなる方が苦手だが
どちらも必要なことだ。
どちらかがいけなくて、どちらかが絶対的にいい!と言うのはない。

誰かと同じでなく、自分なりの体に合わせて、コントロールできることが大切なんだと思っている。

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