開脚ー股関節を引き込むと楽に

2015年2月4日公開 / 2021年3月3日更新

テーマ：ボディコントロール

コラムカテゴリ：スクール・習い事

開脚ー股関節を引き込むと楽に

開脚して座るのが、ものすごく辛いという方がいて
腰を丸くして、体中緊張させて座ってらっしゃるので
楽に座ってもらえるように片方だけ誘導した。

上の写真は少し脚を開いて、膝を自分の方に寄せてくる形でするのでなく
坐骨から膝を長くして、膝を高くするように立てているが
それと同時に股関節を前から後ろに引き込んでいる。

向かって右側は付け根が深く折れているが、
反対側はその感覚が薄いので、骨盤が脚に引っ張られて
お尻が付くところは前に滑って付け根は詰り、脚がキンキンになっていた。

自分も昔こういうことができずに腰が落ち、脚はキンキンで
座るとお腹が折れていた。
このしんどさも、できない時の感覚もわかる。

下の写真のように両方を引き込んでもらうと、座面が安定し
脚が楽になり、背骨も伸びた。

「自分でできる気がしません～」
とおっしゃっていたが、少しずつ感覚を覚えてもらうしかない。
坐骨が、脚の付け根がと言っても
実際に底を動かす時は、お腹を中心に吸い上げてくるような感覚で
背骨、股関節を動かしている。

私の体に触ってもらって、イメージしてもらった。
やはり感じてもらうことしかない。

私がどんなにお願いしても、その人の体はその人の意思でしか動かせない。
お互い根気よく行くだけである。
これも近日中、動画で説明してみたい。