企業セミナー登壇します
社労士&アンガーマネジメントファシリテーターの三谷です。
今日は、「当たり前を疑ってみる」という話です。
最近、『文化人類学の思考法』という本を読みました。
なぜその本を手に取ったのか。理由は自分でもよくわかりません(笑)
なんとなく手に取ったんですが、読んでみると非常に面白い。
なにが面白いか。
それは、物事をゼロベースで疑ってみることから話がスタートするからです。
例えば、目次から引用すると、
「呪術と科学~私たちは世界といかにかかわっているのか」
「モノと芸術~人はなぜ美しさを感じるのか」
「ケアと共同性~個人主義を超えて」
などです。
これはもう哲学ですよね。
哲学は当たり前のことを疑ってみることからスタートします。
そして今まさに、労働の分野でも当たり前であったことを疑う必要があります。
コロナの影響もありますが、テレワークが進み、オフィスで勤務が当たり前ではなくなりました。
終身雇用なんて、大手自動車メーカーの社長が「もう無理」と言っているくらいです。
国は、働き方改革の中で、副業や兼業を推奨するように変わってきました。
健康経営に取り組む会社が増える等、今まで優先順位が低かった従業員満足度の向上に、
より力を入れる企業もでてきています。
世の中の価値観は変わってきています。
それもとんでもないスピードで。
働く人の意識ももちろん変わってきます。
それに合わせて会社も変わらざるを得ません。
環境に適応する会社が生き残るのです。
そのために、物事をゼロベースで考えてみる。
今までやってきた自社の制度や慣例を疑ってみる。
そんな思考法を改めて気づかせてくれた示唆に富む一冊です。