「副業・兼業」の導入は前向きに、でも慎重に行いましょう
社会人であれば「働き方改革」って言われたら、
あ~そうだよね、という反応は返ってきます。
しかし、社会人経験がない学生に「働き方改革」を伝えるのは
とても大変だという経験をしました。
それは、大学で「働き方改革」の講義をしたときのこと。
どうも学生の反応が悪い。ピンときていないのが分かりました。
たとえ話や、実際の企業実務での内容を交えて、
イメージできるように工夫したのですが、
うまく伝わっているのかは疑問です。
もちろん、これはひとえに私の力不足ではあります・・・。
そして、この経験を通じて改めて実感したのは、
「最初に入社した会社が基準になる」ということ。
学生は、「働き方」「働くこと」に対してほとんど勉強してきていません。
労働法を選考している学生は他の学生よりは意識は高いでしょう。
アルバイトをしている学生はそこで働く社員のことを見ているので
イメージはつきやすいでしょう。
しかし、それでも前述のような反応がほとんどです。
まっさらな状態で社会に出た時、
最初の会社の労働環境がその人の「働き方」の基準になります。
いいも悪いも。
だからこそ、新卒学生を受け入れる企業の皆様には
大きな責任があると思うのです。
今回の授業の中で、電通事件の高橋まつりさんの話をさせてもらったとき、
学生の目が変わったように感じたのが、ひとつの救いです。