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身近な人にほど「怒り」を強く感じる理由

三谷文夫

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テーマ:アンガ‐マネジメント

怒りは、身近な対象にほど強く感じます。

具体的には、夫や妻、同僚や上司、部下など、
普段接する機会が多い人にイライラしていることって多いと思いませんか。

確かに、テレビを観ていて、政治家の不用意な発言にイラっとしたり、
芸能人の不倫報道に不快感を覚えたりすることもあると思います。

しかし、その怒りの感情は一過性のものであることが多いです。

これに対して、身近な対象者には、怒りが増幅したり、
いつもまでもくすぶっていたりしまいます。

これはなぜかというと、身近な対象者に対する「甘え」があるからです。

「妻だったら、このくらい分かってくれるだろう」
「部下はこの状況ではこう動くべきだ。長年一緒だから分かってくれるだろう」

このような甘えの感情です。
身近な存在であればあるほど、相手に対して期待値が上がり、甘えてしまうのです。
テレビの向こう側に人間には、このような感情を抱くことはほとんどありませんよね。

そして、この期待が裏切られることで、怒りとなって爆発するのです。

このように、怒りには、「身近な対象にほど強くなる」という性質があります。
この性質があることを知っておくことは、
怒りの感情との付き合い方を向上させることにつながります。

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三谷文夫
専門家

三谷文夫(社会保険労務士)

三谷社会保険労務士事務所

労務についての法的観点からのアドバイス、それに加えて人材育成、組織力向上についての研修を行うことができることが私の強みです。「明日から実践できる研修」をモットーに、現場ニーズに合わせた研修が特徴です。

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