派遣会社用の「労使協定方式」のイメージ
派遣労働者についての、いわゆる「同一労働同一賃金」に
関してははかなり複雑でありますが、このたび、
厚労省で、『労使協定方式に関するQ&A』が公表されました。
https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/0000077386_00001.html
改正労働者派遣法により、派遣会社は、
①「派遣先均等・均衡方式」(「派遣先」の労働者との均等・均衡待遇の確保)、
②「労使協定方式」(一定の要件を満たす労使協定による待遇の確保)
①②のいずれかの待遇決定方式により派遣労働者の待遇を確保することとされ、
令和2年4月1日に施行されます。
多くの派遣会社は②「労使協定方式」を選択することが予想されますが、
今回のQ&Aをぜひ参考にしてみてください。
私自身も現在、ある派遣会社さんの労使協定の作成支援していますが、
「これってどうしたらいいのか」とご担当者と頭を悩ませながら作業しています。
Q&Aの回答にも多くあるのですが、労使協定方式は、
「労使」協定なので、当たり前ですが労使でよく話合って決めていく必要があります。
そのため、時間もかかりますので、
労使協定方式を採用される派遣会社は早めの準備が必要です。