Mybestpro Members

三谷文夫プロは神戸新聞社が厳正なる審査をした登録専門家です

「副業・兼業」の導入は前向きに、でも慎重に行いましょう

三谷文夫

三谷文夫

テーマ:労務管理

「副業・兼業」を検討している企業もあると思います。

国も副業・兼業を推進する方向性で議論をすすめています。
『副業・兼業に関するガイドライン』なるものも出しています。

先日ご相談にあったのが、まさに、
副業をしたい、という従業員への会社としての対応でした。

労働時間の通算の問題
労災事故の場合の問題
雇用保険、社会保険の加入の問題
健康管理の問題
安全配慮の問題

等、副業・兼業となると様々な課題があります。

やはり会社には安全配慮義務がありますから、
従業員の健康には本当に留意する必要があります。
過労によって、本業に支障をきたすようでは本末転倒です。

そのようなリスクを回避するという点からは、
副業兼業は禁止、ということも何ら問題ありません。

上記の相談企業では、「副業兼業自体は認めたい」という意向でしたので、
許可制とするのか、届出でOKとするのか、
どのような申請用紙にするのか等、具体的な内容を決めることにしました。

副業・兼業を簡単に認めている会社や、あるいは、
副業先として雇用している会社もあると思いますが、
私の経験上、さきに挙げたような課題があって、
それらを労使が理解しているのかをいうと
そうではないことが多いと感じています。

そのため、副業兼業を導入する会社はルールを決め、
従業員と十分な話し合いをしてからスタートするようにしましょう。

リンクをコピーしました

Mybestpro Members

三谷文夫
専門家

三谷文夫(社会保険労務士)

三谷社会保険労務士事務所

労務についての法的観点からのアドバイス、それに加えて人材育成、組織力向上についての研修を行うことができることが私の強みです。「明日から実践できる研修」をモットーに、現場ニーズに合わせた研修が特徴です。

三谷文夫プロは神戸新聞社が厳正なる審査をした登録専門家です

関連するコラム

プロのおすすめするコラム

コラムテーマ

コラム一覧に戻る

プロのインタビューを読む

労使ともに幸せになるための労務管理のプロ

三谷文夫プロへの仕事の相談・依頼

仕事の相談・依頼