サービス残業対策④
帝国データバンクの調査によると、
企業での人手不足感がますます強まっているようです。
(参考:帝国データバンク「人手不足に対する企業の動向調査(2019年1月)」)
下記は、同調査からの引用です
「五輪前の最後の建設ラッシュで人手不足がピーク」
「今ある仕事についても、人材の確保が困難でなかなか先に進められない(運動用具製造)」
「人手不足で積極的営業(生産)活動ができない(飲食料卸売)」
「現状でも人手不足なうえ、他の案件を引き受けられない状況は当面続くと予想される(フィットネスクラブ)」
これらによると、人手不足のため新規案件等が受けられず、
企業の活動自体にもマイナス影響が出始めていることが分かります。
また、人手不足が深刻であるほど賃上げには積極的というデータもありました。
現状いる優秀な人材の流出を避けたい、採用での求人力に繋げたい、ということです。
人手不足対策として、私は、賃上げも有効な手段だと思いますが、
中小企業では賃上げする原資もない、というところもあると思います。
そのような会社は、適材適所への配置で労働生産性を上げる、という観点で
今いる社員を評価してみてはいかがでしょうか。
「今の配置が適材適所だよ」と思っている社長。
もしかしたらそれは思い込みかもしれません。
社員は苦手な仕事を割り振られていて嫌々業務をこなしているだけかもしれないのです。
これだとモチベーションも上がりませんよね。
適材適所かどうかを評価ためのツールには、
新卒採用でよく使われる適性検査等、様々なものがあります。
私の事務所では、「持ち味カード」という人の持ち味に着目したカードワークを通して
適材適所を探るお手伝いもしています。
適材適所への人員配置。
できているようで実はできていないかもしれません。
一度見直してみることもおすすめです。