イラっとした時の魔法の言葉
アンガ‐マネジメントは、「怒らない」ことではありません。
怒ってもいいんです。
だって、怒りの感情はだれにでもあります。
なので、怒らないことを目指すのではありません。
アンガ‐マネジメントは、
「怒る必要のあること」⇒上手に怒る
「怒る必要のないこと」⇒怒らない
つまり、アンガ‐マネジメントでは、
怒る必要があることには、怒ってもいいのです。
むしろ、怒る必要があるのだから、怒るべきなのかもしれません。
そのために、怒る必要があるかないかの区別が重要となってきます。
そしてその区別が自分でしっかりとできるようになるためのトレーニングでもあります。
怒る必要があれば怒ってもいいのですが、次の課題は怒り方です。
「上手に」怒ることです。
例えば、目の前の相手にイラッとした時、
その感じた怒りをみなさんはどうやって表現していますか。
言葉で反撃しますか。
思わず手を挙げますか。
ぐっとこらえて悔しさを胸にためこみますか。
あとで誰かに愚痴をこぼしますか。
これらの方法で表現したとしても
「何であのときあんなことしたのかな」と後悔することも多いのではないでしょうか。
その時、その一瞬はストレス解消、すっきりするかもかもしれませんが。
後悔するような怒り方は、上手に怒っているとは言えないでしょう。
そのため、目の前の相手を傷つけたり、自分を責めることなく、感じた怒りを
上手に相手に伝えることができるようになれたらいいですよね。
このように、アンガーマネジメントは、
怒る必要のあることは上手に怒れるようになり、
怒る必要のないことは怒らなくなる心理トレーニングなのです。