「フットケア外来」
糖尿病などによる足病変の予防・早期発見・早期治療の啓発を目的とし、2012年から2月10日は「フットケアの日」として制定されています。
私達の身体を支えてくれている足を守ることは、 歩行を守り、さらにはその人自身を守るとも言われています。
足にタコが出来たり、巻き爪が痛みを伴ってきたりすると、皆様はどうされますか? 自分で削る、皮膚科を受診する、外科を受診する、我慢する!?
足のトラブルで悩まれている方も多いのではないでしょうか。
スペインでは、”podologo"(ポドロゴ)という足の専門医が開く足専門医院があります。米国でも、同様に医師国家資格とは別に足病専門の国家資格があります。さらにはイギリス、ドイツ、オーストラリアなどでも「足のトラブル」は「足の専門家」が診るということは当たり前になっています。
残念ながら、日本では足を専門に管理する国家資格はありません。したがって、足の専門病院の数も欧米に比べると各段に少なく、足のトラブルは見過ごされがちになっています。例えば糖尿病による神経障害がある場合は痛みも感じにくくなっているために、足の僅かな傷をきっかけに足が壊疽してしまい、足切断にまで至るというケースが未だに1年間で3000ケースほど報告されています。足切断までには至らなくても、足にストレスを抱えながら日常生活を営んでいる方も少ないと言われています。
そんな中、足のトラブルの大切さを啓蒙する目的で制定されたのが「2月10日 フットケアの日」です。
みなさんの足に傷はありませんか。爪は巻いてはいませんか。タコ、魚の目はありませんか。歩くときに痛みはありませんか。
まずはご自身の足を見るところから始めてみましょう。