神戸大学大学院保健学研究科で「大学院講義」をしました。
先日当院で新たに9名の糖尿病療養指導士が誕生!!という記事をアップいたしました。
ところで、糖尿病療養指導士とはどのような資格なのかご存じですか。
糖尿病は生活習慣病のうちの1つと言われています。
生活習慣病と言われる疾患には、糖尿病以外にも、
・高血圧
・脂質異常症
・高尿酸血症 などがあります。
これらの疾患のうち、脂質異常症や高尿酸血症は生活習慣を変えなくても、飲み薬で著明に改善します。
糖尿病に関しても、この10年の間に様々な新薬が登場し、血糖コントロールのための武器は充実してきています。
しかし、残念ながら、薬だけを飲んでいるだけでは、長期間の安定した血糖コントロールは、まだまだ難しいのが現状です。
糖尿病診療においては、医療者のみならず、患者さんご本人もご自身の療養をしていただくことが、とても大切になります。
そこで登場するのが、「糖尿病療養指導士」です。
看護師、薬剤師、管理栄養士などが、それぞれの専門性を活かしつつ、それぞれの患者さんの療養にたずさわっていくことを目的にしています。
糖尿病とうまく付き合っていく中で、不安や疑問を一緒に解決していけるような糖尿病センターを目指して、スタッフ一同で力を合わせて精進していきます。