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加古川市立浜の宮中学校での講演会「思春期・反抗期の子どもとのつきあい方」

2021年10月23日 公開 / 2021年10月26日更新

テーマ:教育・人権講演会

コラムカテゴリ:出産・子育て・教育

 10月22日(金)の19時から浜の宮中学校の家庭教育大学で講演させて頂きました。
 テーマは「思春期・反抗期の子どもとのつきあい方」
 40数名の保護者の方が参加して下さいました。
 

 

共感が子どものやる気を引き出す


 指導事例を挙げながら「やる気の引き出し方」についてお話ししました。

 勉強しない子に「勉強しなさい」と言ったり、こんこんと勉強の大事さをお説教しても無駄なんです。
 じゃあどうすればいいのか?
 共感するんです。
 子どもが嬉しいと思うことを一緒に喜ぶということです。
 人は共感し合うと癒され、勇気付けられ、前向きな気持ちになります。
 この前向きな気持ちが学習意欲につながります。
 今お話ししたのは「喜び」の共感ですが、「不安」の共感にも同じ効果があります。
 子どものやる気というのは、この「気持ちをわかってもらえた」「共感し合えた」という所にあります。
 
 この間も今教えている子が
 「先生、こんな連立方程式なんて社会に出て使う?使わへんやろ?」て聞いてきましたので「そやなあ、使わへんなあ・・。」と答えました。
 「じゃあ、なんで勉強せなあかんの?」
 「なんでやろなあ・・。なんでやと思う?」
 「う〜ん・・。テストに出るからかなあ・・。」
 「高校入試にもよく出てるわ。」
 「えー、高校入試にも出んの?嫌やわ。」
 「先生がわかりやすく教えたるやん。」
 「ありがとう・・」



 その日はその話はそれで終わりました。
 そしてまた別の日、その子が「先生、今日勉強やりたない。」
 「え?やりたないん?なんで?」
 「ダルイから。」
 「そうか・・、ダルイからか。
  めっちゃシンプルな理由やなあ。
  先生はそういうシンプルな理由大好きやわ。」
 「わかってくれる?」
 「わかるよ。」
 そのあと何でも本当の理由はめっちゃシンプル、てことで話が盛り上がりました。するとその子の方から「せっかく先生きてもらってるから勉強するわ。お金もったいないし。」ということで勉強することができました。

 そして先日、その子が急に「実力テストが近いから今日は休憩なしで勉強教えて欲しい。また実力テスト用のプリントを次の指導の時に持ってきて欲しい。」と言うようになりました。やる気が出たんです。

思春期の子どもの特徴、接し方


 やる気を引き出すためには子どもの立場になって考える必要があるのです。
 そのためにはまずこの時期の子どものことをよく知らなければなりません。
 それではレジュメをご覧ください。 
 


詩「もし思春期をやり直せるなら」

 
 私も3人子どもがいますが、今振り返ってみますと色々と反省があります。
 そんな反省の気持ちを詩にしました。
 ちょっと朗読させて頂きます。
 


 みなさん、「あいのり」ていうテレビ番組を覚えていらっしゃいますか。
 あの番組のテーマが「地球一周、真実の愛を探す旅」でした。
 子育ても家庭生活も真実の愛とは何か、本当の幸せはどこにあるのか、それを探す旅なんじゃないかと思うんです。

 

人は成長すると3つのことが変わる




 旅って人を成長させるんですね。
 あの番組に出ていた若者たちも旅を通して成長していました。
 人間は成長すると3つのことが変わります。
 まず最初に人も自分も許せるようになります。
 許す力の増大です。
 次に周りの人に感謝できるようになります。
 特に子どもや部下、目下の人たちに感謝できるようになります。
 感謝する力の増大です。
 最後に自分の好きなこと、やりたいことをやるようになって喜びや幸せが増えます。
 幸福力の増大です。

 

「幸せな人生をありがとうございます。」


 これは8年ほど前の話になるんですが、うちの息子が就職して初めてボーナスをもらった時に両方のおばあちゃんに東京から海苔と佃煮を送ったんですね。

 それでうちの母から電話がありまして手紙までついていたと。
 それでその手紙の内容を教えてもらいました。

 「おばあちゃん、お元気ですか。
  僕は今、先輩やお店様から叱られつつ成長を感じながら充実した日々を送っています。
  一人暮らしを始めて両親や姉そして皆様の大切さ、有り難さを実感しています。
  なかなか会える機会も限られていますが、そのぶん次会える機会を楽しみにしています。
  日々幸せに過ごしてください。
  海苔と佃煮を送ります。
  どうぞ食べてください。」

 それを聞かせてもらってなんか嬉しくてね。
 そして次の日が息子の誕生日だったんで夜12時過ぎた頃にメールで「お誕生日、おめでとう」と送ったんです。そしたら次の朝、携帯開けたら「メールありがとう。幸せな人生をありがとうございます。」て返信があったんです。
 ああ、そんなふうに思ってくれてたんやと思ったら嬉しくってね。
 そしていい言葉やなと思いました。
 「幸せな人生をありがとうございます。」

母が僕に教えてくれた2つのこと

 
 


 母が僕に教えてくれたことが2つあります。
 一つは「立派になんかならなくていい。」
 元気やったらそれでいいと。
 もう一つは「人生は遊びに来たんやもん。」
 人生は遊びに来たんだから楽しまなくっちゃ、て言うんです。
 人生が遊びに来たんだとするなら、子育ても楽しんだらいいんですね。
 いい母親になんかならなくていい。
 泣いたっていい、間違ったっていい、
 迷ったっていい、ぶつかったっていい。
 なぜなら子育てはただ何かを上手くやり遂げることではなくて、子育ては一つの旅であり、道草をしたり、まわり道したり、転んだりしながら旅を楽しみ成長することこそが大切だからです。
 
 そのようにお話ししました。

 講演の終わりにお一人お一人それぞれ違う詩を手渡しでプレゼントしました。

 こんな綺麗なお花をもらいました。

 



 
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この記事を書いたプロ

長谷川満

子どもの自信とやる気を引き出す教育のプロ

長谷川満(家庭教師システム学院)

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