188【ライフプラン】 騒音問題で考えた 「仕事やけん」で思考停止してない!?

竹下昌成

竹下昌成

テーマ:ライフプラン・老後



188【ライフプラン】

騒音問題で考えた
「仕事やけん」で思考停止してない!?



先日、博多のセカンドハウスで騒音問題について考える機会がありました。

向かいはスーパー。

隣は青果店の駐車場。

商業地域なので、ある程度の騒音は覚悟して購入しています。

しかし、

・早朝4時台からの作業音

・早朝5時台からの搬入作業

・深夜23時~24時の荷下ろし

が重なると、さすがに気になることがあります。

トラックの走行音。

バックブザー。

荷台の扉の開閉音。

台車の走行音。

プラスチック箱や金属同士が接触する音。

一つひとつは大きな音ではなくても、早朝や深夜になると話は別です。

すると必ず出てくる意見があります。

「商業地域なんだから仕方ない」

「わかってて買ったんでしょ」

確かにその通りです。

私もある程度は理解しています。

しかし、本当にそれだけで終わって良いのでしょうか。

---



■ 貸金業法と比較してみる

少し極端な例ですが、貸金業法では債務者への取り立て時間に制限があります。

朝8時から夜9時までです。

借金をしている当事者ですら、一定の保護がされています。

一方で今回の騒音問題はどうでしょうか。

私は単に近所に住んでいるだけです。

取引先でもありません。

契約関係もありません。

それでも、

朝4時台から深夜24時近くまで騒音が発生する可能性があります。

もちろん法律上は全く別の話です。

しかし、

「仕事だから仕方ない」

で思考停止してしまうのは違うように感じました。

---



■ マンションの騒音問題ならどう考えるか

マンションではよく騒音問題があります。

子供の足音。

深夜の洗濯。

大音量の音楽。

そのような場合、

「うるさい方が悪い」

という考え方は比較的受け入れられています。

少なくとも、

「生活音だから何をしても良い」

とはなりません。

大切なのは配慮です。

場所。

時間。

やり方。

今回の騒音問題も本質は同じだと思います。

商業地域だから無制限に許容されるわけではありません。

仕事だから何をしても良いわけでもありません。

---



■ 「自分の仕事」と「他人の生活」

今回、私はそれぞれの会社に連絡しました。

作業中に声をかけたり、会社へメールを送ったりしました。

その中で、

あるドライバーさんから

「仕事やけん、仕方ない」

という言葉が返ってきました。

正直、その気持ちもわかります。

配送しなければ仕事になりません。

納品時間にも制約があります。

しかし、それはあくまでその事業者から見た話です。

例えば、配送会社から見ればその日の納品は1件かもしれません。

青果店から見れば早朝作業は1回かもしれません。

スーパーから見ても通常業務の一部です。

しかし、近隣住民から見ると話は違います。

向かいのスーパー。

隣の青果店。

ドラッグストアへの配送。

それぞれは1回でも、受ける側は複数の事業者から影響を受けます。

1社だけなら我慢できることでも、それが重なることで生活への影響は大きくなります。

今回考えたのは、

「自分の仕事」



「他人の生活」

をどう調整するかということでした。

---

■ 騒音問題ではなく運用の問題

実は以前から多少、騒音が気になることはありました。

そのため、普段は音源から少し離れた部屋で寝ることにしていました。

しかし、今回から息子の帰省などの都合もあり、音源に近い部屋で寝ることになりました。

その影響もあるとは思います。

また、人は一度気になり始めると、今まで気にならなかったことまで気になることがあります。

騒音問題も同じです。

私自身、そのような心理的な影響はあると思っています。

一方で、少なくとも2か月前までは今回のような深夜や早朝の騒音で悩まされることはありませんでした。

つまり、私自身の生活環境や感じ方が変化した部分もあると思いますが、それだけでは説明できない変化も起きているように感じます。

用途地域が変わったわけではありません。

建物が建て替わったわけでもありません。

変わったのは運用です。

荷下ろし場所。

作業時間。

配送方法。

担当会社。

最終的には、すべて人が決めています。

だからこそ、

「仕事だから仕方ない」

で終わるのではなく、

「今の運用は本当に適切なのか」

を考える余地があるのではないかと思いました。

■地域も変化している

また、今回改めて感じたのは、地域そのものも変化しているということです。

例えば隣の青果店も、昔ながらの街の八百屋というより、飲食店向けの配送や物流拠点としての役割が大きくなっているように見えます。

事業規模が大きくなれば、

トラックも増える。

従業員も増える。

取扱量も増える。

当然ながら周囲への影響も大きくなります。

一方で、周辺にはマンションも増えています。

私自身もその一人です。

つまり、

地域も、

事業者も、

住民も、

少しずつ変化しています。

だからこそ、

「昔からこうだった」

だけではなく、

その時代に合った運用や配慮を考えていく必要があるのではないかと思いました。

---



■ 私なりの対策

まずは感情的にならず整理しました。

・直接注意する

・会社へ連絡する

・騒音計で測定する

・ノートに記録する

・耳栓を購入する

・窓を閉める

・継続して状況を観察する

そして考えた結果、

音量そのものよりも、

「今日は何時から始まるのだろう」

という不確実さの方が睡眠への影響が大きいことにも気づきました。

例えば、

毎朝6時30分から作業が始まる。

と決まっていれば、人はある程度対応できます。

しかし、

4時50分だったり、

5時15分だったり、

5時45分だったりすると、

常に警戒状態になります。

だから私がお願いしたいのは、

営業をやめてほしいということではありません。

できるだけ作業時間を明確にすること。

かといって、毎朝4時半スタート!では困ります。

可能なら少し後ろへずらすこと。

そして静かな作業方法を工夫することです。

---



■ 寝た子三兄弟

継続的な注意喚起として、ベランダへ掲示するのぼりも作成することにしました。

その名も、

「寝た子三兄弟」です(笑)

三人の子供が気持ちよさそうに寝ているイラストを使った、完全にネタのようなのぼりです。

もちろん法的効果はありません。

騒音計のように数字も出ません。

ただ、

メールは忘れられます。

苦情も忘れられます。

しかし、毎日目に入るものは意外と記憶に残ります。

私が伝えたいのは、

「静かにしろ」

ではありません。

「ここには生活があります」

ということです。

効果があるかどうかはわかりません。

ただ、やってみる価値はあると思っています。

---

■ エアコン代くらい負担してほしい(笑)

正直なところ、

早朝や深夜の騒音対策として、

エアコンをつけて窓を閉める日も増えました。

特に今の時期は、本来であれば窓を開けて過ごしたい季節です。

しかし、騒音が気になる日は窓を閉めざるを得ず、結果としてエアコンを使用することになります。

もちろん私自身の対策でもありますので費用負担を求めるつもりはありませんが、

「仕事だから仕方ない」

で済ませるのであれば、

こちらにも相応の負担が発生していることは事実です。

最近は、

「せめてエアコン代くらい負担してほしいな」

などと半分冗談で考えることもあります。

---



■ まとめ

人はつい、

「仕事だから」

と言いがちです。

しかし、

仕事だから全てが許されるわけではありません。

逆に、

生活しているから仕事を否定して良いわけでもありません。

大切なのは、

お互いにできることから改善していくことだと思います。

今回の騒音問題も、

家賃調停も、

人間関係も、

本質は同じです。

相手が悪い。

自分が正しい。

で終わらせないこと。

「仕事だから」

で終わらない。

終わらせない。

思考停止しない。

冷静に順番に整理しながら、

できることから改善していく。

今回の騒音問題で改めてそう感じました。

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