21【一般知識】社会人としての心構え
iDeCoの仕組みと使い方をFPが解説
2023年4月28日に動画公開。2023年4月20日収録。改めて注目されている「iDeCo」。必要な背景と使い方について紹介しています。35分ノーカットです。
■2026年5月14日 本文追記
2023年4月に作成したiDeCoセミナーです。
今回は、セミナースライドをAIで整理・再構成しながら本文化しています。
そのため、細かいニュアンスや空気感はぜひ動画もご覧ください。
テーマはiDeCoですが、実際には、
・老後2,000万円問題
・年金制度
・資産形成
・インフレ
・税金
・教育資金
・年金繰下げ
まで含めた「人生後半のお金の考え方」を整理した内容になっています。
■ 「老後2,000万円問題」の本質
一時期かなり話題になった、
「老後2,000万円不足問題」
ですが、私は問題提起自体は間違っていないと思っています。
少子高齢化が進み、
・現役世代が減る
・高齢者が増える
という流れは現実だからです。
日本の年金制度は「賦課方式」です。
つまり、
「現役世代が高齢者を支える仕組み」
です。
積立方式ではありません。
もちろんGPIFなどの運用もありますが、基本構造としては、
「みんなで支える制度」
です。
だからこそ、
・長生き
・インフレ
・医療費
・住居費
などを踏まえて、自分でも準備していく必要があります。
■ 老後は何にお金がかかるのか
老後のお金というと、
「漠然と不安」
という人が多いです。
ただ、実際には、
・住居費
・保険医療
・食費
・趣味娯楽
など、普通の生活費です。
特別な話ではありません。
だからこそ重要なのは、
「現実的に準備する」
ことです。
■ 資産形成の基本は3つ
資産形成の方法はシンプルです。
①収入を増やす
②支出を減らす
③その組み合わせ
これだけです。
さらに言えば、
①お金を貯めて運用する
②お金を借りて運用する
③お金をもらう
という考え方もあります。
私はこれを、
「自力」と「他力」
の組み合わせだと考えています。
■ 資産運用で大事なこと
資産運用でまず理解してほしいのは、
「ローリスク・ハイリターンは存在しない」
ということです。
世の中には、
・リスクが低いもの
・リターンが高いもの
はあります。
ただ、
「安全なのにめちゃくちゃ儲かる」
は基本的にありません。
だから私は、
・長期運用
・分散
・時間分散
を重視しています。
■ iDeCoとは何か
iDeCoは、
「老後2,000万円不足問題に対する国の回答例」
だと思っています。
簡単に言うと、
「自分でも老後資金を準備してください。その代わり税制優遇します」
という制度です。
特徴としては、
・掛金が所得控除
・運用益非課税
・受取時も優遇あり
というかなり強い制度です。
■ iDeCoとNISAの違い
よく、
「NISAとiDeCoどっちがいいですか?」
と聞かれます。
私は、
・NISAは自由度重視
・iDeCoは老後資金+税制重視
というイメージで考えています。
iDeCoは原則60歳まで引き出せません。
逆に言えば、
「老後資金として強制的に残しやすい」
制度です。
■ iDeCoは節税効果が大きい
iDeCoの大きな特徴は、
掛金が所得控除になることです。
例えば、
課税所得が下がれば、
・所得税
・住民税
が軽減されます。
特に、
・年収が高め
・税率が高い
人ほど効果は大きくなります。
■ 竹下のiDeCo
ちなみに、私自身のiDeCoは、
「定期預金100%」
です。
ここは意外と言われます。
ただ、私は、
「iDeCoは税制メリットを重視」
しています。
つまり、
・節税
・年金繰下げとの組み合わせ
を重視しているためです。
■ 一番重要なのは「使い方」
iDeCoは、
「積み立てること」
だけではありません。
重要なのは、
「どう使うか」
です。
私は特に、
「65歳からの年金を3年間繰下げする」
という考え方を重視しています。
■ iDeCoで1,000万円近く作る
例えば、
毎月2万円を長期積立すると、
・元本約720万円
・2%運用で約985万円
くらいのイメージになります。
さらに、
税制優遇が約216万円。
つまり、
「単純に積み立てる」
だけではなく、
・運用
・税制
・年金戦略
を組み合わせることが重要です。
■ 年金を3年繰下げするとどうなる?
ここがかなり重要です。
年金は、
65歳ですぐ受け取ることもできます。
ただし、
受給開始を遅らせると、
年金額が増えます。
3年間繰下げすると、
年金額は25.2%増加します。
例えば、
夫婦で月23万円程度の年金が、
約28.8万円近くまで増えるイメージです。
毎月で見ると、
約5.8万円増えます。
■ 65歳〜67歳をiDeCoでつなぐ
では、
65歳から68歳までの生活費はどうするのか。
ここでiDeCoを使います。
つまり、
65〜67歳はiDeCoを取り崩して生活費に使い、
68歳から増額された年金を受け取る。
この組み合わせです。
これにより、
・iDeCoの税制優遇
・運用効果
・年金増額
をまとめて使えます。
スライドでは、
元本720万円に対して、
最終的な効果は約1,800万円相当という試算もしています。
もちろん前提条件はあります。
ただ、
「単に積み立てる」
ではなく、
「どう受け取るか」
まで考えることが重要です。
■ 老後資金だけで考えない
私は、
老後資金だけを切り離して考えるべきではないと思っています。
例えば、
・住宅費
・生命保険
・教育費
・奨学金
・働き方
全部つながっています。
だからこそ、
・家を買う
・住宅ローンを見直す
・保険を整理する
・支出を合理化する
ことも大切です。
■ 最後に
iDeCoは、
「魔法の商品」
ではありません。
ただ、
・長期
・積立
・税制優遇
・年金戦略
を組み合わせることで、かなり強力な制度になります。
そして一番大事なのは、
「何のためにお金を作るのか」
です。
老後を不安だけで考えるのではなく、
・どう生きたいか
・何を大事にしたいか
を考えたうえで、
ライフプラン全体の中でiDeCoを使っていくことが重要だと思っています。
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