フクラの情報発信媒体の一つ
皆様こんにちは。朝倉市にある指定運動療法施設フクラメディカルフィットネスのトレーナー、インストラクターの山下純司です。夏至も過ぎ、フクラメディカルフィットネス周辺の田んぼでは、田植えが始まってます。パン派かお米派か?と言われたら、私は迷わず「お米派」ですね(笑)パンも好きですよ(*^^*)
今回は、みんな気になる?
コレステロールと中性脂肪
について投稿致します。
コレステロールは体内にある脂質のひとつです。
コレステロールは「あぶら」なので血液中に流れるために、アポタンパク質とリン脂質に覆った、リポタンパク質という粒子に変化します。
コレステロールの種類
LDLコレステロール:「低比重リポタンパク質」肝臓で作られたコレステロールを全身に運ぶ役割をもっています。数値が通常の範囲であれば問題ないのですが、血液中のLDLコレステロールが増えすぎると血管壁にたまってしまいます。それは活性酸素の影響で酸化して、過酸化脂質となります。蓄積していくと血管が細くなり血栓ができて動脈硬化を進行させ、心筋梗塞や狭心症・脳梗塞などの動脈硬化性疾患を誘発させます。
HDLコレステロール:「高比重リポタンパク質」増えすぎたコレステロールを回収し、さらに血管壁にたまったコレステロールを取り除いて、肝臓へもどす働きをします。増えすぎたLDLコレステロール(悪玉コレステロール)が動脈硬化を促進するのとは反対に、抑制する働きがあるので善玉コレステロールといわれます。
LDLコレステロールを減らしHDLコレステロールを増やすには、日々の食事を見直すことが重要です。
豆腐・納豆などに含まれる大豆たんぱくは、コレステロールの吸収を抑える働きがあります。
オレイン酸が豊富なオリーブ油、あじ・さんまなど青背の魚に含まれるDHA(ドコサヘキサエン酸)やEPA(エイコサペンタエン酸)などの不飽和脂肪酸は、HDLコレステロールを下げずにLDLコレステロールを減らす働きがあります。またLDLコレステロールの酸化を防ぐためには、ビタミンCやビタミンE、β-カロテン、ポリフェノールなどの抗酸化作用の強い栄養素を多く含む食品をとるようにすることが効果的です。
生活習慣においては、
運動不足や喫煙がHDLコレステロールを下げる原因である
と考えられてます。
中性脂肪(トリグリセリド)中性脂肪は肉や魚・食用油など食品中の脂質や、体脂肪の大部分を占める物質です。単に脂肪とも呼ばれますが、脂肪酸が3本、グリセロールと呼ばれる物質で束ねられた構造をしており、中性を示すことからこの名で呼ばれています。
中性脂肪は人や動物にとって重要なエネルギー源であり、脂溶性ビタミンや必須脂肪酸の摂取にも不可欠ですが、とりすぎると体脂肪として蓄えられて肥満をまねき、生活習慣病を引き起こします。
脂質異常症とは?
血液中の脂質の値が基準値から外れた状態のことを言います。メタボリックシンドロームの診断基準に用いられる脂質の指標は、
HDLコレステロールと中性脂肪です。
しかし、LDLコレステロールは単独でも強力に動脈硬化を進行させるため、メタボリックシンドロームの有無に関係なく、LDLコレステロールの値にも注意する必要があります。
脂質異常症診断基準値(空腹時採血)
LDLコレステロール
140mg/dL以上 高LDLコレステロール血症
HDLコレステロール
40 mg/dL未満 低HDLコレステロール血症
トリグリセライド
150 mg/dL以上 高トリグリセライド血症
次回は脂質異常症の運動療法について投稿致します。
お楽しみに!
厚生労働省eヘルスネットより抜粋させていただきました。