算定基礎届提出時に、年金事務所の調査が本格化しています。
半沢直樹の最終回は、関東での視聴率が42.2%で、「家政婦のミタ」を超えたそうです。
ラストシーンでは、えっっ、あれだけ活躍した半沢直樹が子会社に「出向」させらてしま
った!で終わりました。
「出向」は拒否できるか?
そこで、「出向」について、解説したいと思います。
「出向」は、判例で「使用者の一方的な出向は許されるものでは無く、当該労働者の承諾
その他これを正当づける特段の根拠なくしては行えない」とされています。
ですから、半沢直樹は、承諾をせず、「出向」を拒否できるものと解されます。
現実的には…
しかしながら、「出向」を拒否した場合、現実的には、配置転換が行われ、出世の道が閉ざ
されるという事態も待ち構えているでしょう。
配置転換については、就業規則等で明確に規定されていれば(通常規定されています。)、
ある程度、使用者から一方的に行うことが出来ます。降格を伴うとか、パワハラにもなりま
すが、能力に見合わない単調な仕事しか与えないとか、逆に達成不可能なノルマを与えると
か、合理性に欠けるもので無い限りは、受け入れざるを得ないでしょう。
ですから、「出向」も後ろ向きなものばかりでもありませんし、子会社で実績を上げ、親会社
に戻してもらえることもありますので、前向きにとらえたいところです。
実際に、半沢直樹の小説の方では、「出向」後、子会社で実績を上げ、中野渡頭取から直接
銀行に戻してもらう辞令を受けるそうです。恐らくTBSは、続編をやるのでしょうね。