総務省発表12月「労働力調査」　／　千葉県市川市　社会保険労務士

総務省が昨年12月の「労働力調査」を発表しました。
http://www.stat.go.jp/data/roudou/sokuhou/tsuki/pdf/05400.pdf

これによりますと、
①　就業者数は6228万人。前年同月に比べ38万人の減少。2か月連続の減少
②　雇用者数は5490万人。前年同月に比べ38万人の減少
③　就業者数は前年同月比38万人減の6228万人。就業率は56.1％。前年同月に比べ0.3ポイントの低下
④　完全失業者数は259万人。前年同月に比べ17万人の減少。31か月連続の減少
　　　求職理由別に前年同月と比べると，「自己都合」が13万人の減少。
　　　「勤め先都合」が2万の増加。
⑤　完全失業者は278万人で前年同月7万人の増加。完全失業率（季節調整値）は4.2％。前月に比べ0.1ポ　　イントの上昇
⑥　非労働力人口は4604万人。前年同月に比べ41万人の増加。2か月連続の増加
⑦　製造業の就業者数998万人となり、51年ぶりに1000万人を割り込む

以上が見て取れます。完全失業者は31か月連続で減少しているものの、勤め先都合の失業が2万人増と依然厳しい雇用環境が続いていることが分かります。また、製造業がリストラなどにより初めて就業者数1000万人を割り込みました。気になるところですが、ここに来てアベノミクスによる円安が続いており、今後は製造業の復活もあることを期待したいところです。