国民年金の「後納制度」(未納10年分まで納付できる)の利用低調／千葉県市川市社会保険労務士

2013年1月9日

テーマ：厚生年金

コラムカテゴリ：ビジネス

国民年金の未納分を過去10年分まで納付できる「後納制度」の利用が低調のようです。これは、平成27年9月までの時限立法です。1か月分を納めることで、年間受給額が1,638円増えます。下記リーフレットをご参照下さい。
http://www.nenkin.go.jp/n/open_imgs/service/0000006482.pdf
低調な理由は、平成27年10月から施行される「年金機能強化法」による年金受給に必要な納付期間が25年から10年に短縮されることが大きいようです。25年納めなくても10年でもらえるようになるからいいや、ということかと思われます。しかし、受給金額も増えますから、多少でも余裕のある方は、是非利用されたらいかがでしょう。会社としても、従業員さんにこのような方がいれば、年金受給額が増え老後の安定にもなりますから、一度お薦めされたらいかがでしょうか。平成27年10月以降は、納めたくても納められなくなります。

この記事を書いたプロ

労務管理（給与計算含む）と人事・賃金体系整備に精通した社労士

影山正伸（影山社会保険労務士事務所）

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