【Vol.4】「頑張っても意味がない」と感じたら、ケアラーとしての第二段階

西岡惠美子

西岡惠美子

テーマ:ケアラーの閉塞感をほどく




こんにちは。にしおかです。

前回は『頑張ってるつもりだけど、これって意味があることなのかな』という壁に突き当たってしまっていませんか、というお話をさせていただきました。

「意味があるのか」って、どうしても考えてしまいますよね。
ケア生活は楽じゃない、簡単じゃない。『やることに意味がある」と言い聞かせて回せるものじゃない。
そこには目的や意味、効果、成果が欲しいです。

では、その「意味」って何でしょうか。一緒に考えてみましょう。


1.今まではどんな「意味」のために頑張って来た?


家族が病気になった直後は、何が何やら分からないからとりあえず専門家の意見に従いますよね。

「病気は本人が一番辛いから、家族のあ店が頑張って支えてあげるんだよ」
「負荷のかかることはさせない、本人がゆったり過ごせることを第一に」
「前の環境に戻れたら、回復したと言える。だから復職を目指そう」


こんな感じかもしれません。
だからこれが「意味」ですよね。
その為にずっと頑張って来たのではないでしょうか。

2.今までの「意味」について、今はどう思う?


家族を支えるようになってしばらく経って、最初に見出した「意味」を振り返ってみて、どうですか?
例えばさっきの「意味」。

「病気は本人が一番辛いから、家族のあ店が頑張って支えてあげるんだよ」

⇒病気が辛いものだというのは一緒に暮らしているから、十分理解している。出来ないことも多い。それを生活面でフォローするなら、それは家族の自分の役割だと思う。

「負荷のかかることはさせない、本人がゆったり過ごせることを第一に」

⇒つまり頑張らせちゃだめってことだよね。だから仕事も休んでもらったし、本人に頑張ってもらってるのは通院して服薬するくらいのはず。

「前の環境に戻れたら、回復したと言える。だから復職を目指そう」

⇒それは自分もそうなって欲しいと思ってる。でも家族に出来ることって何だろう。本人のやる気を引き出すくらいかな。

実際にやってみて、出来ていること、今一歩なこと、どうしたらいいか分からないことがたくさん出てきているのではないでしょうか。

3.「でも、それってさぁ」って思いません?


これらの「意味」に対して、「その通りだ、これまで通り頑張ろう」と思うなら、多分毎日の努力に「意味があることなのかな」という疑問を抱いたりはしないでしょう。

「確かにその通りかもしれない、だけど……」
のような違和感が芽生えてきているから、自分の毎日の頑張りに「意味はあるのだろうか」を考えてしまっているのではないでしょうか。

「だけど……」
これは違和感です。
専門家や一般的に言われていることが「正しい」のは分かる。けれどそれをそのままぴたりと自分達に適用しようとすると、不足感や窮屈さ、または縁遠さを感じてもおかしくありません。

そう感じるのは、逃げでも怠けでも言い訳でもありません。
「自分達にとっての意味」を考え始める段階に来たのです。

4.違和感は、評価軸の芽


『頑張ってるつもりだけど、これって意味があることなのかな』
の「意味」とは、評価軸に照らし合わせて「意味がある」「意味はない」を決めることで見えてきます。

この評価軸が、今までは他人(専門家)が決めたものだった。
でも実際にやってみたら、その通りに出来ることばかりじゃなかった。

「じゃあどうしたらいいの? 何を頑張ればいいの?
どうすれば意味があると感じることが出来るの?」


今あなたが突き当たっている壁はこれです。
そしてこの壁への答えは、外にはありません。
自分が感じた違和感を手掛かりに、評価軸を作っていくことで答えが得られます。



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西岡惠美子
専門家

西岡惠美子(カウンセラー)

惠然庵(けいぜんあん)

◆うつ病患者家族支援…うつになった家族を支えるご家族を支えます(家族側のカウンセリング・コーチング)◆自分軸構築コーチング…充実した人生の土台となる「自分軸」の構築をお手伝いします

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