年収のカラクリ ~年商5億円を超えた経営者たちの、自分の年収の決め方の技~
1、お知らせ
松本尚典が代表取締役を務める株式会社URVグローバルミッションが主催するグローンバル情報サイト アウト・オブ・ジャパンに連載する、マジで、世界に通用する英語力を身につけようにて、第3話 英会話で、本当に英語は上達するのか? を公開しました。
2、英語をビジネスで話せるためのトレーニングは、2段階で構成する
2年間の大学院留学のあと、ニューヨークのウオール街で、10年間、金融系経営コンサルタントとして働いていた僕は、
「どうやって、留学前に英語を勉強したのですか?」
と頻繁に聞かれ、また、留学エージェント会社さんや、日本の大学で英語のノウハウの公演もさせていただきます。
18歳の大学入学時、中央大学附属高校から中央大学に推薦入学した僕は、受験を経験されてきた中大法学部のクラスメイトの中では、英語が苦手なほうの部類にカウントされていたと思います。大学を出るまで、留学経験もありません。
難関大学の大学受験英語は、非常に高度な英語力を要求しますので、その力は、あまり、ビジネスで自由に使う英語の力とは、連動しないように思います。しかし、受験勉強や、高校卒業までに学校や予備校で身に着ける、英文法や語彙力・読解力・ヒアリング力は、その後の英語のトレーニングの基礎になります。
目安でいえば、英検2級を、正解率90%以上で合格する力、というのが、英語の勉強の目標だと思います。このレベルまで英語力がない人は、まず、出発点として、このレベルまで勉強をしないと、いくら流暢に話せるようにみえても、その英語運用力は、幼稚なレベルから上昇していきません。旅行での英語や、友達と遊ぶ程度の英語は使えても、ビジネスで使える英語のレベルには到達しません。
英検2級を、正解率90%以上で合格する力を基礎に、ここから、英語は勉強ではなく、トレーニングに入るのが適切です。もちろん、その過程で、語彙力などは積み上げてゆかねばなりません。語彙的には、英検2級やTOEICの出題レベルから、英検1級のレベルまで上昇することが必須です。
一方で、英語の運用という話では、ここから2000時間ほどのトレーニングを積む必要があります。
シャドーイング、読解と音読、構文の音読筆写、瞬間英作文など、読み・書き・聴き・話す、という技能を高める訓練は、様々な英語トレーニング法に書かれている方法でよいのです。
これを、積み上げると、おおよそ、700時間を超えたあたりから、圧倒的な実力の向上を感じ、TOEICのスコアーが800を超えはじめて、トレーニングにスピード感がついてきます。
そして、2000時間を超えるあたりで、このトレーニングは、これ以上積む必要がかくなります。
僕は、この2000時間のトレーニングを、仕事に入ってから続けました。
そして、この後は、英語の雑誌や書籍・新聞を毎日読み、ネイティブと個人的に契約して、英検1級の読解文などのリベラルアーツの幅広いコンテンツを題材に、ディベートや意見交換を行い、英語でビジネス文のやり取りを行う、といった、実践的なことを積み上げてゆきます。この段階では、英語が、日常生活の1シーンに溶け込んでいる状態です。
こうして、累計4000時間ほど経過した段階で、僕は、大学院に入り、ネイティブたちと対等に経営の討論を行って、MBAを取得しました。
英会話というものには、上記のうち、ネイティブと個人的に契約して、英検1級の読解文などのリベラルアーツの幅広いコンテンツを題材に、ディベートや意見交換を行った段階で、はじめてお金を払いました。つまり、相当な上級まで行ってからでないと、おカネの無駄になるのが、英会話です。
従って、英会話学校というのは、必要ないし、それでは、費用対効果が悪すぎる、というのが、僕の結論です。
詳しくは、是非、下記のコンテンツをお読みください。
[マジで、世界に通用する英語力を身につけよう
第3話 英会話で、本当に英語は上達するのか?
https://tsuziseppou.urv-group.com/english-03/