茶のアクをとる
旧暦8月15日中秋節を迎え
いつとなく朝晩に秋の清涼感を覚えるころになりました。
温かいお茶が一際美味しく感じられる季節が到来です。
改めておいしい台湾茶の淹れ方を紹介させていただきます。
茶葉は、台湾烏龍茶「翠玉」。
台湾の凍頂烏龍茶、金萱茶、高山烏龍茶は、同じ淹れ方です。
お土産にいただいたままおうちにあるという方も多いのではないでしょうか。
蓋碗または、ひとにぎりくらいの大きさの小さなティーポットに
沸騰した湯を入れてあたため、中の湯は出します。
入れる茶葉の量は、茶器の底に薄く広がるくらいが目安です。
沸騰した湯を注ぎます。
30くらい数えるころには、1煎目が淹れられます。
2煎目は、10数えるくらい。1煎目より短いです。
3煎目からは、様子をみながら淹れる時間をのばしていきます。
しっかりとした味が好きな方は、長めに。
淡い味がお好みの方は、短めに調整してみてください。
この度のお茶を紹介させていただきます。
1981年台湾の呉教授により作られたお茶です。
台茶12号の金萱と台茶13号の翠玉が作られました。
その「翠玉」です。
翠色の玉の名前は、呉教授の大切な方のお名前です。
淹れてみて茶杯に注がれ鼻先に近づけてみると広がる香り。
ひとくち口に含むと、
青さが印象に残ります。
まるで青いオリーブの実のよう。
お手頃価格で手に入るお茶ですが、
香りお味、是非味わっていただきたいお茶のひとつです。