コラム
夏の終わりの暑さを癒してくれる碧色した田螺のようにかわいい春のお茶
2020年8月23日
陽気とどまりて 初めて退きやまんとすれば也
処暑を迎えましたね。
暑さがおさまる頃、今朝の雨で空気が落ち着いた気がいたします。
まだまだ残暑が厳しいときいておりますので、
シャンパングラスでいただくのにふさわしい涼しげな中国茶を
紹介させていただきます。
江蘇省の緑茶「碧螺春」。
小さな碧色をした田螺のような春のお茶
清代の皇帝によりつけられた
愛らしい名前の江蘇省の緑茶です。
産毛に覆われた小さな柔らかな芽です。
専門用語でいうと「上投法」で淹れられます。
上投法とは、グラスを湯で温め、その湯を流し、
改めて新しくひと冷ましした湯をグラスにいれ、
上からパラパラと茶の葉を落とします。
段々と茶の葉が湯を含み茶湯となり、
産毛がキラキラと浮かび
茶葉の様子が可愛らしくよく見えます…
もし、手にはいりましたら是非お召し上がりくださいませ。
清らかさと滑らかな口当たり、ほのかな甘みが
夏の終わりの暑さを癒してくれることでしょう…
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