老叢茶の価値とは
白(黄)化茶樹品種加工緑茶品質について
農業科学院茶葉研究所の研究員より最新の白(黄)化茶樹品種加工緑茶品質についての貴重な講義をしていただきました。
「白くても緑茶なの?」
浙江省の緑茶のひとつ「安吉白茶」が「緑茶」ということは、中国茶が好きな方でしたらどなたでも知っていらっしゃることではないしょうか。
煎を重ねる度に葉が白くなるという理由をそのまま受け入れていましたが、何故白く、また、黄色くなるのかということまでは考えていませんでした。
この度、農業科学院茶葉研究所の魯成銀研究員より白(黄)化茶樹品種加工緑茶品質について紹介していただきましたので共有させていただきたいと思います。
白化または、黄化は正常なものではなく、遺伝子因子、または、温度や光などの環境因子によるものだと教えていただきました。そのため長期的にその状態が続くと枯れてしまうため管理が難しいとのことです。
代表的な白化緑茶は、下記の通りです。その多くは、安吉に隣接しているのが分かります。
浙江省安吉縣「安吉白茶」
貴州省正安縣「正安白茶」
江蘇省溧陽市「天目湖白茶」
安徽省広徳白茶「広徳白茶」
江西省靖安縣「靖安白茶」
江西省資渓縣「資渓白茶」
ちなみに「安吉白茶」は、もう植える場所がないほど飽和状態にあるそうです。
なぜ白茶と呼ばれる緑茶があるのか。という疑問に少しでもお役に立てましたら幸いです。
安吉白茶や黄化緑茶について更にお伝え出来ればと考えております。
冬至を迎えましたね。
この日を境に陰極まって陽を萌す。
日が長くなり、光がましてくると思うと気持ちも明るくなります。
魔除けの色、黄色い南瓜の「南瓜糍」を作りました。
召し上がっていただき、邪気を祓い元気に冬を乗り切っていただけますように。