コラム
注目の黄化緑茶「縉雲黄茶」
2020年1月8日 公開 / 2021年2月4日更新
寒の入りとなり、乾燥が気になるこの頃。
喉を潤す茶は浙江省の緑茶「縉雲黄茶」を選びました。
中国農業科学院茶葉研究所の魯成銀研究員より
お話いただきました白(黄)化茶樹品種加工緑茶品質について講義を受けて以来、
白化緑茶について気になります。
黄色い芽のものだけでなく、赤や紫のものも白化の一種といわれています。
黄色く輝く茶は、旨みが多くとても美味しいです。
白化緑茶は、遺伝子因子と環境因子が原因となり、
環境因子は温度と光によるものと考えらています。
黄色い色は光の影響を受けています。
アミノ酸が光化されて多くなり、結果旨みの多い茶となります。
若者が渋みを好まないことからもアミノ酸の研究が追及されています。
浙江省の気候が作り出した突然変異の中黄2号。
これから緑茶を考える上で欠かせない存在になることでしょう。
伝統を大切に作られたお茶と共に
柔らかくて黄色く育つ芽の存在がますます注目されることと思います。
お茶の贈り物も白化緑茶のものが増えていくのではないでしょうか…
関連するコラム
- 夏の終わりの暑さを癒してくれる碧色した田螺のようにかわいい春のお茶 2020-08-23
- 2020年龍井茶情報 2020-06-05
- 中国緑茶 明前西湖龍井茶2019をグラスでいただく。 2019-04-01
- 「径山茶」の清々しさを味わう 2019-06-06
- 龍井群体種と龍井43号の違いにご関心はございますか? 2021-06-06
コラムのテーマ一覧