上巳節と桃
7月7日中国から伝わりました七夕は、「乞巧節」と呼ばれています。
牽牛星と織女星をまつる儀式 「技が巧みになることを乞う 」ことがその名前の由来です。
「七夕」という言葉は、機織 棚機津女から。
古代「詩経」に織女の名前が登場し、その後も詩によく描かれていました。
唐代以降、裁縫や手芸、詩歌や文字の上達、学問の向上、恋愛成就など、を願うようになり、宋時代以降、更に民間に広がっていったといいます。
写真は、北斗七星の茶盤で福建省の烏龍茶「南岩鉄観音」を淹れています。
軽く火入れをしている華やかな香り、
角がなくまろやかな甘さが回り余韻も続きます。
日本では、奈良時代から「乞巧奠」という牽牛星と織女星を祀る儀式が行われ、
平安時代には五色の糸を通した針を梶の葉にさしてお供えし竹にかけたことや、
芋の葉の露を硯の水に用いたり、
筆や硯をお供えしたりしたことから、
五色の短冊に歌や願いを書いて笹竹に飾るようになりました。
乞巧節には「索餅」が食べれられていたそうです。
油と小麦粉、米粉をこねて細くのばしたもの、今の素麺のもととなるものです。
今年は、素麺に棒棒鶏をのせていただいてみました。
中国旧暦7月7日、今年は8月7日です。
暦は、小暑となりますね。
本格的な夏が始まるころ、暑さに向かいます折、ご自愛くださいませ。
お星さまにどんなことを願いますか?