肌寒い季節にいただきたいお茶 台湾紅茶の淹れ方
春分を迎えましたね。
空気が和らぎ暦の変わり目を教えてくれるようです。
春分から清明節の間に摘まれる明前茶も
今年の出来が楽しみです。
本日紹介させていただきますお茶は、安徽省の紅茶「キームン」と呼ばれ親しまれている
「祁門紅茶」です。
紅茶は、中国茶では全発酵茶として分類されます。
キームンは、世界三大紅茶のひとつということもあり世界中で飲まれています。
世界三大紅茶は、
インドのダージリン、
スリランカのウヴァ、
そして、中国安徽省のキームン(祁門紅茶)です。
中国茶器で淹れていますが、英国式にティーポットでも淹れられています。
蓋碗の場合の淹れ方は、茶器に湯を入れてあたためて、その湯は流します。
茶葉は、蓋碗の八分目まで湯が入る内の六分の一を目安に入れます。
茶葉を蓋碗に入れたあとの湯は、沸騰しているものを注ぎ1分ほどまてば出来上がりです。
上質なものは、蘭の花のようでもあり、りんごの皮のようでもある香りがします。
英国式では、湯にたいして茶葉の割合が少ないので1煎のみいただきますが、
中国式では、3-4煎いただけます。2煎目以降、1分ずつ長く淹れるとよいです。
エリザベス女王の誕生日にもイギリスでは飲まれている紅茶です。
ランクにより味や香りに変化があるので、いろいろお試しくださいませ。
緑茶の新茶が届く前のまだ肌寒い頃、
あたたかい紅茶の香りでリフレッシュされるのはいかがでしょうか。