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「タワマン節税」とマンションの階数

2016年12月6日 公開 / 2021年2月26日更新

テーマ:不動産投資

コラムカテゴリ:住宅・建物

「タワマン節税」というのは大都市圏にある20階以上くらいの高層マンションを
購入するjことを利用した節税対策なのですが、2018年以降引き渡す物件については
増税することが決まりました。

そもそもなぜ節税できるかと言えば現在マンションの固定資産税や相続税の算定基準となる
「固定資産税評価額」の評価方法はマンション全部の評価額を部屋の広さで割って計算しています。

ということは、同じ平米数の部屋なら、1階でも30階でも同じ評価額になり、
固定資産税や相続税も原則同額になるのです。

しかしながら、実際の売買価格は上層階の方が高くなります。
また、東南の角部屋なども高くなります。

よって、タワーマンションの高い階の物件を購入すればを割安な評価額になります。
現金で相続するよりマンションを買った方が評価を少なくでき、
結果相続税が安くいなるという事になります。




以上が「タワマン節税」なのですが、これが不公平だということで
総務省が新たに評価方法を変えようとしているのです。
現状に合わせて中間階層を標準評価額として、低層階は低く、高層階は高くするようです。

徳島など地方のマンションではタワーマンション自体がありません。
階層を高くすれば土地の按分が少なくなり実質節税になりますが、
地方に行くほど敷地は広く階層も低めのマンションが多くなります。

東京のマンションと徳島のマンションを比べても土地の坪単価が全然違うので
計算してみないと何とも言えません。

なかなか何もかも平等に課税するのはむつかしいような気がしますね。

この記事を書いたプロ

藤本忠昭

物件の価値を高める不動産のプロ

藤本忠昭(エフステージ株式会社)

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