金利上昇局面・インフレ時に得する住宅ローン

藤本忠昭

藤本忠昭

テーマ:不動産売買

日本の住宅ローン金利は、2024年3月の日銀によるマイナス金利解除を契機に「金利のある世界」へと突入しました。
2024年春先までの超低金利水準から現在は明らかな上昇傾向へと変化しています。



インフレ時代に明暗が分かれる「固定金利」と「変動金利」の真実



物価の上昇が続くインフレ局面において、お金の価値や金利の動きは個人の資産形成に大きな影響を与えます。
特に大きな金額となる「住宅ローン」において、固定金利と変動金利のどちらを選んでいるかで、今後の家計の資産形成が大きく変わってくる恐れがあります。
現在のインフレ局面における「固定金利」と「変動金利」の損得のメカニズムについて、分かりやすく解説します。

固定金利の住宅ローンはインフレで「得」をする


結論から言うと、インフレ期において固定金利の借金は「実質的な負担が減る」ため有利(得)になります。

お金の価値が目減りするインフレとは

例えば、かつて1,000万円で買えたものの価格が上がると、相対的にお金の価値は下がります。
よって過去に固定金利で借りた「1,000万円」という借金の額面は変わりませんが、その実質的な価値はインフレによって目減りしているのです。

返済額が固定され、家計の負担が軽くなる

物価上昇に伴って世の中の給料(名目賃金)が上がっていけば、毎月の返済額が収入に占める割合は小さくなります。
支出の中で「ローンの返済額だけが変わらない」状態になるため、結果として返済が楽になります。

変動金利の住宅ローンで「損」をする理由


インフレで物価が上がり続けると、国や中央銀行は物価高を抑えるために、政策金利を引き上げます(利上げ)。
変動金利は市場の金利に連動して動くため、世の中の金利が上がれば、自分が借りているローンの金利も上昇します。

利息が上がると元金が減るスピードが遅くなる

「変動金利に一般的な『5年ルール(金利が変わっても5年間は毎月の返済額が変わらない仕組み)』が適用されている場合、金利が上がると、毎月の返済額が一定の場合でも「利息」に充てられる割合が増え、元金がなかなか減らなくなります。
結果として、最終的に支払う総返済額が当初の想定よりも大きく膨らんでしまうことになります。
また、物価高と金利上昇のダブルパンチに給料の伸びが追いつかない場合、家計は急激に困窮することになります。

まとめ


これからの時代を生き抜くためにインフレ下においては、過去の超低金利時代の常識は通用しなくなります。
これから借りる方はまだ比較的低金利である「固定金利」を中心に、無理のない返済計画を立てるのが安全です。
ちなみに、徳島にある金融機関の中でも10年固定で1.3%程度で組めるものもあります。
(銀行によっては2%を超えるものも多くなってきました)

すでに変動金利で借りている方は金利上昇の兆候をこまめにチェックし、必要に応じて「固定金利への借り換え」や「繰り上げ返済用の資金準備」を進めることも重要になってきます。。
金利の仕組みを正しく理解し、インフレに負けないマネープランを構築していきましょう。
もし、住宅購入の具体的なシミュレーションでお悩みでしたら、お気軽にご相談ください。

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藤本忠昭
専門家

藤本忠昭(不動産買取・売却のプロ)

エフステージ株式会社

不動産投資家として培った実践的なノウハウをもとに、戸建て住宅や中古マンションなどの売買・仲介を実施。的確なリフォーム・リノベを通じて物件の付加価値を高め、より有利な条件で売買できるようサポート

藤本忠昭プロは四国放送が厳正なる審査をした登録専門家です

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