葵使~フタバアオイとウスバサイシン
やる気のスイッチは接触
宇宙と地球での線虫の動きの研究により、「やる気ホルモン」と呼ばれるドーパミンが出るスイッチは、接触という刺激であることが分かりました。接触の刺激が脳に伝わり、ドーパミンが合成されるのですが、皮膚でもドーパミンが作られるのではないかという考えがあります。皮膚でメラニン色素が作られる時に、ドーパミンの元となるドーパが作られるからです。やる気が出ない時は、地に足をつけ、さらに太陽の光を浴びるとよさそうですね。太陽の光を浴びると体が温まるのを感じると思いますが、漢方薬には同じような作用をする「陽気」を増やす生薬があります。附子・甘草・乾姜・細辛です。これからの季節、花粉症の方は鼻水やくしゃみが出てやる気どころではないですよね。甘草と乾姜の組み合わせ、附子や細辛は、花粉症で使う漢方薬によく入っています。
乾布摩擦という健康法があります。乾いた布で皮膚をこすることで、心臓に戻る血液(静脈)の量を多くすることができるので、血行やリンパの流れもよくなり、むくみや冷えが改善されます。漢方薬は花粉症の原因である余分にたまった「水毒」をおしっこなどで出すことで改善するので、花粉症の方にも効果的な健康法です。手を動かしてこするので運動にもなります。乾布摩擦の最中は交感神経が、その後は副交感神経が活発になるので自律神経も鍛えることができます。寝る前におこなうと睡眠の改善にもつながります。肌が弱い方は服の上から手の平でやさしくさすってくださいね。
花粉症でお困りではないですか?
https://mbp-japan.com/shizuoka/mutsugoro/service1/5006045/