呼吸を助ける1分ヨガ「執着」
10 代、20 代、30 代には、関係ないと思われる更年期障害。 実は、そうではないのです。また、最近では、男性の更年期 障害(LOH 症候群)というものもよく耳にします。女性では、 閉経前の 5 年間、閉経後の 5 年間(おおよそ 45 歳~ 55 歳)、 男性では、40 歳以降に発症するものを更年期障害といいます。 女性は、閉経に近づくにつれ、卵巣の機能も低下してきます。 今まで、脳が「働いて~!」と卵巣に指令をだして、次の妊 娠に備えて準備をしていました。その後、妊娠しなかった場合、 生理がきて、また次の妊娠に備えます。閉経に近づいてくると、 脳からの「働いて~!」という指令が、機能低下が起きてい る卵巣にうまく伝わらず、もっともっと指令をだそうと脳が パニックになり混乱してしまします。脳が混乱すると、脳で コントロールしている、自律神経にも影響を及ぼします。呼吸、体温調節、精神活動をコントロールする自律神経がバランス を崩すと、頭痛、めまい、不眠、不安、イライラ、ホットフラッ シュ、動悸、下痢、便秘などが起こります。
どんな人が更年期障害になりやすいか?
更年期障害をおこしやすい人は、よく「真面目で、頑張り 屋さん」だといわれます。頑張り屋さんは、ストレスがかか りやすく、ダイレクトにそのストレスを受けてしまいます。 そのストレスが、自律神経をコントロールしている脳にも影 響を及ぼすため、より更年期になりやすいのです。頑張り屋 さんでも、そのストレスをうまく回避できる術をもっていれ ば、症状を軽くすることができます。 国内外の研究で、更年期障害を軽減させるには、有酸素の ような軽い運動や腹式呼吸がよいという研究結果があります。
「有酸素運動+腹式呼吸」は、正にヨガではありませんか!! と少し興奮してしまいました。また 10 代、20 代、30 代に 運動を習慣化している人は、他の人と比べて、更年期障害の 出方に大きな差があるということもわかっています。
前向きな捉え方「change of life」
更年期を英語で「change of life」と言われているのをご 存じでしょうか。人生の転機として前向きにとらえています。 更年期をネガティブなものではなく、自分の心と身体を見直 すチャンスだとしています。この先の健康のため、今一度見 つめなおし、土台作りから始めるチャンスです。 今回は、腹式呼吸をメインとしたヨガ動画を作りました。 動画がみれる QR コードをお渡ししますので、ぜひ相談時に お声かけください。