誤嚥性肺炎後胃ろうになり、その後のひどいかゆみのために飲んだ漢方薬で嚥下もよくなった

谷津吉美

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テーマ:漢方薬で良くなった症例

中くらいの悪さの心房粗動があり、誤嚥性肺炎になった。胃ろうになりその1ケ月後からかゆみが出るようになったと80代の男性が相談にいらっしゃいました。

あせもみたいに赤くなり、かゆみが辛く、夜中に体が熱くなるそうです。かゆくて眠れず、濡らしたタオルで冷やしていて、病院で週1回の光線治療の3回目を予定している。嚥下(えんげ)のリハビリをして、夕食はペーストを口から食べている。べとっとした痰が時々出て、切れにくいのでずっと前から困っている。

むつごろう薬局の両腕で測る血圧計で最高血圧右が114、左が76と左右差がかなりあった。


半夏厚朴湯、麦門冬湯は飲み込みが悪い時に使うことがありますが、今回は動脈硬化があり胃腸にもいいお薬と、夜中の熱さを冷ますようなお薬をお出ししました。半月後、かえって足にできるようになったが、体が熱くなるのは前よりよくなった。光線治療は中止した。2、5ケ月後には足もキレイになりかーとなるのはなくなった。痰もキレやすくなった。7ケ月後にはかゆみがないわけではないがはかなりよくなり、飲み込みがよくなり夕食にはいろんなものを食べることができるようになった。

NHKの朝ドラ「おむすび」という番組で、嚥下(えんげ)を言語聴覚士さんがみていましたね。
番組で嚥下訓練を言語聴覚士さんが行うと知った方も多いと思います。このお客様は、誤嚥(ごえん)性肺炎の後、胃ろうになり、歯医者さんで嚥下のリハビリを言語聴覚士さんから受けていらっしゃいました。

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谷津吉美
専門家

谷津吉美(薬剤師)

有限会社むつごろう薬局

漢方医学を専門に23年。不妊症をはじめ各種女性の悩み・アレルギー・皮膚病・自律神経失調症などの症状に、深い知識で丁寧に対応。また静岡県立高校の進路指導講演会や不妊専門雑誌などで漢方薬を広めています。

谷津吉美プロは静岡新聞社が厳正なる審査をした登録専門家です

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