木槌でかかとをたたいてみませんか?
10年くらい前の雑誌をめくったところ、鎖骨ダイエットというものが載っていました。リンパ液の流れがスムーズになってやせやすくなるという話でした。千葉大漢方の大家小倉重成先生の本から「生きるためのエネルギーの85%を空中から供給されているので、食べ物の摂り方がよくても、酸素が不足すれば、これを完全燃焼してエネルギー化することができず、栄養不良となり、疲れやすく、老いやすくなってくる。」という部分をメモしてありました。鎖骨の近くに天の気を取り入れるところである「雲門(うんもん)」というツボがあります。姿勢がよくなり正しい向きになれば完全燃焼しやすくなるので、取り上げました。
ボウルや洗面器を使っていて効果的だと感じたので、取り入れてみました。
両足を軽く左右に開いて立ってやってみてください。浴室で、できたら鏡を見て、動きを確認しながらやると効果的です。
①両肘を胸の高さにあげ、指で鎖骨をつまみ、片方の肘で大きく円を描くように5回回す。回す方は人差し指と中指を鎖骨 の上、薬指を鎖骨の下に当てるといい。反対側も同様に回す。
②洗面器をフチに指をかけて持ち、両腕が耳の横を通るようにして上に伸ばす。胸を張るようにして、両腕を後方に10回動かす。
③洗面器をひっくり返して持ち、両手はまっすぐ伸ばしたまま、さらに上にあげるようにしたあとストンと力を抜く(鎖骨を上下させる)のを10回。
④洗面器を背中側で持つ(持ち方はどちらでもよい)。上体は反らさず、腕だけを高く上げるのを10回。
⑤口からゆっくり息を吐きながら、あごをあげて、胸が上に引っ張られるイメージで胸を張る。背中側の洗面器をゆっくり上げ、5秒間キープする。
以上の運動で姿勢がよくなっていると思いますが、時々、「雲門」がちゃんと上を向いていることを意識してみてください。リンパの流れがよくなり、完全燃焼するのでダイエットにいいだけではなく、二酸化炭素の排除と酸素の吸入がしっかりできるので、血液中の炭酸の濃度が薄くなって、アルカリ性の度合いを強めることになります。
健康にもいいので是非やってみてください。