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谷津吉美プロは静岡新聞社が厳正なる審査をした登録専門家です

不妊症歴3年と動悸

谷津吉美

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テーマ:漢方薬で赤ちゃんを考える




この方は、抗精子抗体があり、中肉、下痢気味、唇口乾燥、肩、首の凝り、腹痛があり当帰建中湯3ヶ月で自然妊娠されました。
 妊娠14週目で動悸が始まり、その症状は小建中湯で改善された。
 出産後3年、第2子妊娠11週目から再び動悸が始ました。小建中湯で効果なく、発作性心室性頻脈と診断され動悸の頻度は増え脈拍130位まで上がりました。苓桂朮甘湯に変更し15日、週3回の動悸が月2回に減り状態は安定。この方は元来とても繊細の方で始めての妊娠の際は神経が興奮し、芍薬と甘草により動悸が改善されましたが、出産後の疲れやストレスにより、徐々に心室性頻脈に移行していった為、今度は心臓の収縮を強めなければならない状況になり、芍薬を除いた苓桂朮甘湯が効を奏しました。

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専門家

谷津吉美(薬剤師)

有限会社むつごろう薬局

漢方医学を専門に23年。不妊症をはじめ各種女性の悩み・アレルギー・皮膚病・自律神経失調症などの症状に、深い知識で丁寧に対応。また静岡県立高校の進路指導講演会や不妊専門雑誌などで漢方薬を広めています。

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