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鈴木寛彦

心に寄り添う漢方薬のプロ

鈴木寛彦(すずきひろひこ) / 薬剤師

有限会社むつごろう薬局

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コラム

糖尿病家系の方の不妊症

2021年3月1日

テーマ:漢方薬で赤ちゃんを考える

コラムカテゴリ:美容・健康

コラムキーワード: 漢方薬 妊活漢方薬 効果ライフスタイル 女性




不妊症治療でよく使われる当帰四逆加呉茱萸生姜湯は、証が合うと服用まもなく体が温まるといった自覚症状の方が多い。この場合の妊娠に至るまでの期間は多くが1-2ヶ月で実に速い。運動不足で南国の果物や甘物が好物な方にも本方はよく効を奏する。温め水気を揺さぶる程度で変化が出てくる、動きやすい状態である。これに対し厥陰病の漢方薬を兼用しなければ動かない方の冷えは、妊娠までの期間として1-2年は要する場合もある。

 不妊症歴3年の31歳の女性は、左卵巣に2cmのチョコレート嚢腫があり、中肉 イライラ、不安感、足が冷え、疲れやすい、肩の凝り、生理痛、腹冷、甘いものが大好き(チョコ、アイス、菓子パン、南国の果物)家族歴は糖尿病がある。
 お腹が冷えると胃痛腹痛を起こす。自家製煎じ薬の当帰四逆加呉茱萸生姜湯をつくり、1ヶ月で頭痛、胃痛がよくなり基礎体温が上昇。2ヶ月服用で生理痛解消、排卵期おりものが増え、高温期が10日から14日にのび、服用3ヶ月で自然妊娠。2年後、めまい、疲れやすい、目の疲れ、途中覚醒5-6回、冷え、便秘で再び当帰四逆加呉茱萸生姜湯1ヶ月服用で体が温まり、翌月第二子自然妊娠された。

 漢方薬は、煎じ薬をはじめエキス顆粒というものがあるが、不妊治療で確実に結果を求める場合は煎じ薬の方が早く結果が出る場合が多いと考察している。

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