シンプルな治療 ( 病ましてまで、知らしてくれる? ) 聖路加国際病院理事長の医師日野原重明先生
むつごろう薬草畑に行きました。
雑草に覆われた中、薬草の当帰(とうき)がたくましく成長していました。その中に力強い当帰が見えたとき、うれしさを感じました。
この無農薬の薬草が皆様の体の中に入り、温め血流をよくすると考えるとワクワクしてきます。
雑草に負けないように当帰は自分を守る物質を多く作ります。この成分が多いほど漢方薬が良く効くんです。
屋久島の杉が2000年枯れずに成長できる秘訣も、安定した岩の上に根を下ろしゆっくり成長するから、ゆっくり成長するから自分を守るための物質が多く作られる、からだそうです。
人間も同じですね。早く成長すればよいのではなく、その方に合わせて焦らず、ゆっくりと、時にはストレスも感じながら生きていくと、力強い人間になるのだと思います。