作業服を着た営業マン
今年の連休の過ごし方
社会人になって初めて経験する、10日間の大型連休。皆さまは如何お過ごしになりましたか?
私は行楽地は、混雑すると予想して、日帰りで行ける少し流行りではない、場所を二日おきくらいのペースで回ってました。
ブームの過ぎた日帰り温泉地とか、今年の大河ドラマとは縁の無い史跡とかです。
連休最後の昨日は、関ヶ原に行きました。
戦う前に決まっていた関ヶ原
写真は、石田三成の陣地笹尾山から関ヶ原を一望した写真です。
徳川家康は、石田三成を野戦に誘い込む為、わざと石田三成の籠城する大垣城を無視して京都に向かいます。慌てた三成は夜半に大きく迂回して関ヶ原に陣を張ったのが笹尾山です。近年の研究では夜中の行軍で兵は疲弊しきっていて、開戦の頃の戦力差は歴然としていたらしいです。
陣形だけを見ていると、西軍が方位する中へ、東軍が誘い込まれた布陣になっていますが、そこも徳川家康の政治交渉が石田三成を上回っていたのでしょう。西軍に内通者が現れます。吉川広家と小早川秀秋です。
袋のネズミとなった家康を後ろから襲える絶好の位置に布陣した吉川広家ですが、終始動く気配を見せませんでした。
小早川秀秋に至っては、味方であるはずの大谷吉継の部隊を側面後方から襲い掛かり、これが関ヶ原の趨勢を決定づけました。
現地に行って初めて判る、当時の人の心理状態や、思惑が大変面白く、有意義な連休最終日でした。
次回は徳川方の陣地から笹尾山を見てみたいと思います。