作業服を着た営業マン
人気の高い学校区
駅からの近さや、買い物の利便性やインフラなどが、殆ど変わらないのに、土地の値段が凄く違う地域があります。学校区です。
そこの学校に行かせれば、生徒全員の意識が高く、良い学校に進む事が出来る。誰もがそう考えて、そう云う生徒さんが集まるのです。人との出会いは大事です。そう言う意識の高い人たちに揉まれれば、自らの意識も高くなり、志にも目覚めるでしょう。
学校時代に出来た友達は一生ものです。末長い付き合いをするのに、良い友を選ぶ選択肢として、校区の良いところに住まいを求める気持ちはよく分かります。
上記の思いは、子育て世代の多くの方に、共感を得られると思います。小学校中学校と言った感受性の強い年頃の生活環境が一生を左右します。
私のクライアントにも、学校区のこだわりを捨てきれず、土地を探し続けて何年にもなる方が大勢おられます。土地には限りがあるのです。良い学校区にある土地はみんな注目している為、滅多に市場に出ません。仮に売りに出たとしても業者間で取引され、建売住宅が建ってしまいます。建売住宅の採算に合わない高額物件だけが市場に出回るのです。
家造りを重視するなら発想を換える必要がある
私が、「本当に子どもの将来を考えて、良い教育環境を求めたい。尚且つ、良い家を安く手に入れたい。」と考えているならば、発想を換えます。子供が小さい時は仕方ないですが、土地を探し続けているうちに、末の子供も小学校の高学年になってしまった・・・・そう言った条件なら、いずれかの機会に子供をここだと思う私学に通わせます。公立の学校よりも教育方針が徹底されており、そこにも同じ志の子供が集まります。授業料が高額な為財力が必要になりますが、土地の制約が無くなれば不動産に投資する金額を抑える事が出来て、その分を教育費に回せます。一定の資質財力を持った家庭の子供が集まる私学であれば、友達作りにも好影響を与えるはずです。
学校区の良い処に、手ごろな値段で土地が売りに出る事は、間違いなくありません。建売で良いとお考えなら、チャンスはありますが、家にもこだわりがある方であれば、発想を換えられては如何でしょうか。