上町断層帯の危険な兆候
北海道で震度6強の地震がありました。
本日午前3時頃北海道で震度6強の地震がありました。マグニチュードは6.7で震源の深さは37kmでした。震源の深さですが、大阪北部地震が13km。熊本地震が11~12km。阪神大震災が16kmだったのに対し、37kmの深さは、異常に深い震源域です。その為、揺れが広範囲に及び、東北や関東地方にまで震度を観測しています。
北海道からの情報が限定的であるため、被害状況の把握がまだできていませんので、今後の情報により震度6強の地域が増えたり震度7の地域が出てきたりする可能性があります。
また、軟弱地盤の上で発生した地震の為、被害が拡大しました。固い地盤に比べ、軟弱地盤は、地震波が何度も行ったり来たりを繰り返します。
大阪も軟弱地盤の上に出来た町です。ひとたび地震となれば、甚大な被害が出ます。
一昨日の台風の復旧もままならない状態で連続して発生する災害
大阪に目を移しても、6月の大阪北部地震の後に、台風が襲い、普段の生活もままならない状況が続いています。今回の北海道の地震は大阪から離れている為、直接的な被害はありませんでしたが、北海道地震は決して対岸の火事ではありません。大阪北部地震の例もあるように、マグニチュード6クラスの地震は、日本のどこにでも、いつ発生してもおかしくない地震です。大阪北部地震が発生したので当分は地震は無いと云うのは風評で何の根拠もありません。
耐震診断を受けましょう
最近の災害は、傷が癒えないうちに、新たに襲って来ます。いつ来るのか判らないからと、躊躇するのではなく、来るものだと想定して、地震等の災害に備える様にしましょう。耐震補強すれば、台風にも有効です。また、各行政では耐震補強の為の助成制度も充実しています。
ためらいなく、耐震診断を受けましょう。診断結果を把握し、リフォーム等のタイミングで耐震改修を行いましょう。